腐りきったこの世の中。政治家たちは「国民のことを第一に考えている」なんて言ってやがるが、信用した結果がこのザマだ。いっそのこと、仲間のことを思いやる悪の首領ヒューマン・ガス様に国をまかせたほうがまだマシだ! ……そう考える世紀末戦士は数多い。

むろん、映画『マッドマックス2』ファンのなかでも、特にコアなヒューマン・ガス様ファンたちがそう思っているに過ぎないのだが、日本のみならず世界的にガス様ファンが存在することは映画『ベルフラワー』が実証してくれた。

彼らは少しでもマッドでタフネスで砂ぼこりが似合いそうなマシンを見ると、すぐさま『マッドマックス2』と結びつける。そう、私(記者)のように! ということで今回ご紹介したいマッドなブツは、「マッドマックス風に武装化されたポルシェ911」などである。

製作したのはイギリスにあるクルマのカスタマイズメーカー「shp」であり、マッドマックスを意識して作られたわけではないのだが、方向性としてはアリである。いつなんどき、オーストラリアの荒野でタンクローリーを追いかけても違和感ないレベルであろう。ただし色はつや消し黒に塗って欲しかった。

なお、同社サイトのギャラリーページには、ポルシェ911のほかにも多数のマッドなカスタマイズ車が掲載されている。なかには日本の「痛車」のような『スズキ・スイフト』まで……。彼らとはいい酒が飲めそうだ。いいや、飲むのはきっとガソリンだ。砂ぼこり舞う荒野の砂漠のど真ん中で。

参照元:shp(英語)
執筆:GO羽鳥