先日ある取材に向かうため、ロサンゼルスの有名観光地ハリウッドを歩いていた時のことである。目の前にあのみんなアイドル「ミッキーマウス」を発見した。しかし見た目がどこか違うのだ。まるでその姿は、ニューヨークで見かけた「記念撮影の対価として現金を要求してくるミッキー」のよう。

「これはもしかして!」と思い、このハリウッド版ミッキーに写真撮影をお願いしてみた。すると、ミッキーが一言。

「いいよ! でもチップは忘れないでね♪」

やはり、あのニューヨークの時と同じだ。きっとミッキーは一人でも多くの人を喜ばせるため、世界中を旅しているのだろう。そんなミッキーの熱い想いに気付いた記者は、1ドルのチップを渡し、ミッキーの写真を撮った。

そして目的の取材を終え宿へ帰る途中、もう一度このハリウッドの大通りを夜に通ったのだが、そこには昼間とは違う格好のミッキーがいた。さすがミッキー! 衣装チェンジして、またみんなを喜ばせるつもりだな!

これはミッキーの想いに応えなければいけない。そう思い、一目散に再び写真撮影をお願いした。すると、ミッキーがこう言った。

「いいよ! いくらでもいいから、チップは忘れないでね♪」

あれ? 昼間のミッキーと声が違う。きっと一日中みんなと話して、声が枯れてしまったのだろう。しかしこれだけチップを要求し続けているということは、かなり生活が苦しいに違いない。きっとミッキーも世界不況の被害者なのである。そんな現実の厳しさ・虚しさを痛感しながら、またミッキーの写真を撮り、その場を後にした。

ちなみに昼のミッキーも夜のミッキーも、ふとした瞬間に「自分の顔」をもぎ取っていた。さすが魔法も使えるミッキー! こんな目を疑うような驚愕の魔法をみんなの前でやって見せるとは、サービス精神が旺盛である。ということで、みなさんも世界の観光地でミッキーと出会った時は、この魔法の瞬間を見逃さないよう、よーくそのミッキーを観察してみよう!

(文、写真、動画=田代大一朗
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▼ミッキーに写真撮影の対価として、現金を要求された時の様子

▼有名観光地ハリウッドを歩いていたら、ミッキーを発見!

▼こんなところでミッキーに会えるなんてラッキー♪


▼記者「写真撮ってもいいですか?」 ミッキー「いいよ!チップは忘れないでね♪」

▼ミッキーも生活が苦しいのかな?

▼1ドル札を握りしめるミッキー。どこか切ない……

▼あれ!? 彼らの視線の向こうには、公式ディズニースタジオが!

▼ちなみにこちらが、その「公式」ディズニースタジオの中にいるミッキー! 可愛い♪

▼ディズニースタジオを出て、もう一度ミッキーの方を見たら……

▼えっ!?

▼えっっっ!?

▼えっっっっっっ!?  ミッキーって、「首を宙に浮かす」魔法が使えるの!?

▼そして夜に再びこの通りに戻ってくると、違う格好をしたミッキーが! 
登場の段階から魔法発動中!


▼今からみんなに会いに行くんだね♪



▼アバターさんと待ち合わせしてたようだ

▼えっ!? こんな魔法も使えたんだ……

▼今日も絶好調のミッキー&アバターコンビ! 

▼心なしか、ミッキーの隣にいる子どもの目が笑っていない……

▼こっちの子どもも……

▼そして記者(私)が写真を撮る番に! もちろんチップは要求されたぞ♪

▼ん!? ちょっと待てよ……


▼えっ!?

▼ギャーーーー!

▼一応念のため、もう一度違うポーズで写真撮影



▼ギャーーーーーーーーー! 

▼ということで、夜のロサンゼルスでミッキーと出会った時は、
フラッシュをたいて写真撮影しちゃダメだぞ♪

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