大きな盛り上がりを見せ、無事3日間の開催期間を終えた世界最大のゲーム見本市『E3 2012』。各社が人気シリーズの新作を展示するなか、初出展ながら大健闘を見せていたブースがあった。それは日本で大成功を収めているGREEのブース。コスプレをした美女や、プレゼント抽選会や無料ドリンクなど、様々な工夫を凝らして来場者たちの関心を集めていた。

そんなGREEのブースに、記者(私)も魅力的なお姉さ……ゲームに興味を持ち、足を運んでみた。すると、あの話題になった人気ゲームの英語版があるではないか! そう、ソーシャルゲーム『探検ドリランド』を英語版にした『Driland』があったのだ。これが目に入った瞬間、真っ先にある疑問が頭をよぎった。

「英語版はコンプガチャを採用しているのだろうか?」

コンプガチャとは特定のアイテムを集めると、レアアイテムがゲットできるというゲームシステムであり、それによって引き起こる多額の課金が日本で大きな問題となった。

ということで、ブースにいたスタッフの方に率直にこの疑問をぶつけてみた。すると……

「コンプガチャは採用していませんよ」

とスタッフの方の爽やかな笑顔と共に、この答えが返ってきた。

日本での騒動を考えれば、英語版にコンプガチャを採用しないというのは、当然といえば当然の選択である。ちなみには『Driland』は、日本の『探検ドリランド』より機能がシンプルになっているとのこと。

果たして、アニメ化が決定するほど日本で大成功を収めた『探検ドリランド』の英語版は、海外でヒットするのだろうか? 日本での動向だけではなく、これから世界進出に向けてGREEが見せるグローバル戦略にも目が離せなくなってきた。

(文、写真=田代大一朗

▼今回が初出展のGREEのブース


▼多くの美女によって、ブースは取り囲まれていた



▼『探検ドリランド』のキャラクターにコスプレする美女。クオリティーが高い!

▼多くの来場者が興味を示していた

▼コンプガチャは採用していないとのこと

▼海外でも成功するのだろうか? これからの動向に注目だ!