「ちょっと違うと、かなりイイ」というキャンペーンコピーで、2012年5月21日から販売されている缶コーヒー「GEOGIA X(クロス) UK-STYLE」(以下:UK-STYLE)。

これはコーヒーに紅茶がかけ合わさった、今までにない缶コーヒーで、昨年話題になったコーヒーと抹茶がクロスした「和-STYLE」の第二弾だ。

すでに味わったという人も大勢いるのではないだろうか。しかし、コーヒーに紅茶?どう飲んでいいのかわからないという人もいるはず。記者(私)も戸惑いを隠せないひとり。

そこでどんなものと相性がいいのか、いろいろなものを食べ比べて検証してみた。そうしたところ、これまでの缶コーヒーとは、やや異なる側面が見えてきたのである。

UK-STYLEはイギリスをイメージして作られており、コーヒーにダージリンティーエキスが加えられている。やさしい甘さと上品な後味が売りの缶コーヒーだ。

今回食べ比べてみたのは、ドーナツ・スモークチーズ・チョコ菓子・ポテトチップス(薄しお)・フルーツチョコの5つの食べ物だ。以下はその感想である。

■GEOGIA X UK-STYLEと5つのものを食べ比べ(★は評価)
・ドーナツ ★★★
ドーナツは、コーヒー・紅茶いずれとも相性がいい。したがって、まったく違和感はなかった。可も不可もない感じ。
・スモークチーズ ★
まったく合わない。UK-STYLEの華やかな後味が、チーズの燻味で打ち消されてしまう。お互いがお互いを邪魔し合ってしまう。
・チョコレート菓子 ★★★★
チョコとは相性がいいようだ。どうやらビターなチョコよりも、甘さの強いタイプのチョコの方がマッチする。
・ポテトチップス(薄しお) ★★
意外にも、ポテトチップスとは合わない。チップスの塩の刺激が、紅茶の風味を壊しているように感じられる。
・フルーツチョコ ★★★★★
ドライフルーツの入ったチョコとの相性は格別!渋みが甘みで緩和され、 柔らかい風味が足し算されるように相乗効果が得られた。これは一番合うのではないだろうか。

以上である。従来の缶コーヒーではお馴染みの食べ物でも、UK-STYLEでは合わないというものもある。また逆に、UK-STYLEと合わせて食べると、よりおいしく感じられるものもあった。

特にドライフルーツの入ったチョコとは、とてもよく合っている。たとえるなら「フルーツティー」を、チョコとコーヒーで再現しているような状態ではないだろうか。

実はドライフルーツの入ったチョコレートとの相性は、味香り戦略研究所に所属する専門家も納得の相性で、「コーヒーとはチョコレートが、紅茶とは渋みを緩和してくれるフルーツ、とくに柑橘系の相性が良い」らしい。

なるほど……いずれにしても、今までにないコーヒーのUK-STYLE。このほかにも、知られざる組み合わせは考えられそうなので、いろいろと試してみるとよいだろう。

レポート:フードクイーン・佐藤
Photo:Rocketnews24
参照元:GEORGIA X

▼ ドライフルーツの入ったチョコが一番相性が良いようだ