2011年10月21日千葉県・鎌ヶ谷市役所は、小中学生ならびに地元の子どもを対象にした通学路の放射線量マップをPDFファイルで公開した。ところが、これがかなり見づらい地図であったようで、インターネット上では「わかりづれえええ」、「なんだよこのウニ」、「毛が生えてますね」などのコメントが殺到。これを受けて同市役所はマップの公開を一旦見合わせ、新しい形式のマップを公開すると発表した

このマップは同市が8月25日~9月26日の1カ月間で、320箇所を計測したものだという。測定方法は、地表1~1.2メートルの高さで30秒間測定した値とのことだ(速報値)。なお、測定には「クリアパレス社製A2700」を使用している。

かなり詳細に市内の通学路の放射線量測定を行っているのだが、公開したマップが非常に見づらくなっている。各測定点を指し示す線が、地図の上を縦横に張り巡らされているために、どこがどの値なのか、見極めるのが難しい。この地図について、ネットユーザーはウニやハリネズミと揶揄していた。

このマップについて同市役所に問い合わせがあったようで、学校教育課はマップの公開を一旦取り止め、「後日、新しい形式にて「鎌ケ谷市通学路放射線量マップ」を掲載いたしますので、よろしくお願いいたします」と公表したのである。現在当該のマップ(PDFファイル)は、公開されていない。

通学路の放射線量の測定は、生徒ならびに子どもたちの安全に関わる重要な情報である。これだけの詳細な情報であれば、きっと親御さんたちも頼りにしているに違いない。速やかに修正し、いち早く公開して頂きたいものだ。

参照元:鎌ヶ谷市役所

▼ 現在マップは掲載を見合わせており、改めて新形式のマップを公開するとのことだ