スタイル抜群のグラビア水着ギャルを「いいよ~、いいよ~」と撮影していくカメラマン。カメラのファインダーを通し、被写体である女性と1対1で向き合っていく。男であれば誰しもが憧れたことのある職業ではないだろうか。
そんなグラビアカメラマンに誰もがなれる方法があるらしい。しかもその方法は、今から四半世紀前、25年以上も前に実践されていたとのことである。果たしてどんな方法なのか?
「私が幼稚園のころ、父はベッドの上にエッチな本を開き、一眼レフカメラでヌード写真をパシャパシャと撮影していました」と語るのは、都内在住の会社員(32)。一眼レフカメラというのは、もちろんデジカメではない。フィルム式の一眼レフカメラである。
「さらにその写真を紙に現像することはしませんでした。スライドで楽しめるようなフィルムを自家製のスライドテーブルに敷き詰め、ルーペを使って鑑賞していたのです」。話を聞くに、フィルムはカラーでフィルム現像される「ポジフィルム(リバーサルフィルム)」を使っていたのだと思われる。
「自家製スライドテーブルというのは、木材と空き缶の中身、そして白熱灯を使って自作したものです。表面は白く濁ったガラスでした。引っ越しの時に処分していたので、今はもうありません」。
撮影する被写体は雑誌の写真であるが、ファインダーを通せば脳内で「いいよ~、いいよ~」と会話することも可能。脳内再生レベルが上がれば、被写体が「こうですか?」などと話しかけてくることもありえる。
さらに現像するのは紙ではなくフィルム。それを拡大ルーペでバックライト拡大鑑賞、グラビア誌の編集者になりきって「いい写真撮れたなぁ」などとつぶやくことも可能。完璧である。完璧すぎてグウの音も出ない。
これだけのバーチャルプレイが25年以上も前に行われていたとは、ただただ驚くばかりであり、さすがとしか言いようがない。先人の知恵、リスペクトするべきである。とにかくこの『グラビア写真フィルム式鑑賞法』、2011年の今でも十二分に楽しめる由緒正しき鑑賞方法と言えよう。
イメージ画像:ロケットニュース24