パソコンはパソコン。携帯電話は携帯電話。モノはモノ……であるのは事実ですが、時として「こいつには……心がある! 魂が宿っている!」と思ったことはありませんか?
末永く使い込んだモノは、もはや体の一部と化し、かけがえのない相棒となります。だがしかし、何かをきっかけに相棒が機嫌をそこねたり、今まで見たこともないような全力パワーを発揮することもあるようです。
ということで今回は、モノに心があると感じた体験談をいくつかご紹介しましょう。
その1:バイクがヤキモチ(32歳男性)
若いころ。彼女ができて、バイクの後部座席に乗っけたらパンク。すぐにバイク屋に駆け込んでパンク修理して、もう一度乗せたらまたパンク。彼女は「あたし、デブなのかな……」と傷ついてました。まるでバイクがヤキモチを焼いているようでした。
その2:携帯電話が駄々をこねた(30歳女性)
2年間愛用した携帯電話の買い替えを決意したら、いきなり調子が悪くなったり元に戻ったり、前より調子が良くなったり……。まるで小さい子が「ヤダ! ヤダ!」と駄々をこねているようでした。
その3:ブッダガヤでは仕事をするな(32歳男性)
仏教の聖地ことインド・ブッダガヤの宿で、「どうしても数日中に仕上げなければならない仕事」をマックのノートパソコンを使って進めていたら、何度も何度も壊れました。分解して修理して、元に戻ったと思ってもまた壊れる。まるでブッダが「ここは仕事する場ではない!」と怒っているようでした。
その4:ノートパソコンが「さよなら」を(37歳男性)
ノートパソコンを新調。翌日に商品が届くというタイミングで、ハードディスクから「カタカタ……」と物理的な異音が鳴るようになり、一気に調子が悪くなった。まるで「さよなら」と言っているようでした。
その5:瓦屋で使われたくなかったマッキントッシュ(32歳男性)
友人からもらった古いマックを、家業であった瓦問屋の事務所に設置。家族が見守るなか、屋根瓦のカタログPDFを見ようとCDを入れたら、突然ガタガタと震えだして「ボンッ!」という爆発音と共に二度と起動しなくなった。瓦屋で使われるのがイヤだったのかなと思いました。
その6:電子レンジが教えてくれた東京砂漠(25歳男性)
上京した時に購入した電子レンジから、いつしかビニールの焼けたような異臭が。それでも掃除はせずに使い続けていたら、電源は入っているのに温まらなくなってしまいました。東京に出てから2年あまり。「お前の心は冷えていないか?」と言われたようでドキリとしました。
その7:売却決意でバイクが本気を出す(32歳男性)
長年愛用してきたバイクを売りに出そうと決意したその瞬間から、ものすごい勢いでバイクの調子が良くなりました。最高速度もアップし、ヘッドライトも明るく点灯、なぜかブレーキもよく利くように。まるで「オレはまだ走れる! まだお前と一緒に走りたい!」と言っているようでした。売りましたけど。
その8:チベットとデジカメは相性が悪い?(36歳男性)
・チベットでデジカメをスられた。ネパールからチベットまでの道のりを撮影したデータがすべてパーに。(36歳男性)
・中国で購入した中国メーカーのデジカメ(中国産)を持ってチベットに入ったら、その瞬間に壊れた。(32歳男性)
・チベットでカメラを地面に落として撮影できなくなった。チベットとデジカメの相性は悪いのかもしれない……。(32歳男性)
その9:エッチなビデオと雷神の関係(58歳男性)
家族が出かけている隙に、ツタヤで借りたエッチなビデオをリビングの大画面テレビ(ブラウン管)で見ていたら、突然「ピシャーッ!」という轟音と共に画面が真っ白、その後停電となりました。近所に雷が落ちたらしく、テレビは壊れ、ビデオデッキも起動不可。恥ずかしながら、エッチなビデオはメカに強い息子に取り出してもらいました。まさに天誅です。
さらに、信じられないかもしれませんが、その数年後、修理した大画面テレビと、新調したDVDデッキでエッチなDVDを見ていたら、またもや落雷し、テレビは完全に壊れました。しかし幸いなことに、落雷にも対応した保険に入っていたので、37インチの液晶テレビに買い換えることができました。まさに天からの恵みです。
以上9選。単なる偶然とは言いがたいタイミングで、モノが何かしらのアクションを起こしたら、それはモノから貴方に向けたメッセージなのかも知れません。モノに心があると思いながら大切に接すると、モノも長持ちするというものです。
Photo:rocketnews24.