記者(私)は非常に目が悪い。裸眼で左0.04と右0.05(乱視)、矯正視力で両目とも1.0に満たないのである。高校生のころからその視力で、人生の半分はメガネに依存している。

そんな、目の悪い人の視点で見た日常が、インターネット上で話題になっている。「雨が降った日なんて町全体が宝石箱になる」、「見える距離が10cmない」など、良い視力の人にとっては、冗談のように思えるかも知れないが、わずか2~30センチ前方のものさえ、良く見えないのである。

記者はファミコン世代であり、小学校のときにゲームをし過ぎたために目が悪くなった。仮性近視の段階で、しっかり治療に専念すればよかったのだが、新しいゲーム機器が出る度にゲームにはまってしまい、坂を下るようにどんどん目が悪くなったのである。

メガネの手放せない生活をしている訳だが、ネット上でも同じように、メガネ・コンタクトがなくなると生活できないという意見が相次いでいる。
 
・視力0.05以下になってわかること、ネットユーザーの体験談
「信号が花火に見える」
「雨が降った日なんて町全体が宝石箱になる」
「見える距離が10cmない」
「裸眼だと立っておしっこ出来ない」
「少し離れたらジャンケンしても、何を出しているのかわからない」
「大体毎日満月」
「メガネを見失ったときの絶望感」
「視力検査の一番上のやつはギャグじゃない」
「もし出掛けた先で眼鏡がなくなったら家に帰るまでに死ぬ」
「真面目に目の前のPCの文字が読めない」
「読める読めない以前に文字が書いてあることすらわからない」
「ベージュ色の服着てる人が裸に見えて一瞬びっくりする」
「ひげ剃り時の鏡との距離は15センチ」
「女の子を心で見るようになる」
「眼鏡をかけて初めて世界が3Dになる」
 
……など。目が悪いために、さまざまな苦労をしているようだ。ちなみにメガネユーザーが最も嫌いことがある。それは、かけているメガネを触られることだ。冗談でも、絶対にメガネには触ってはいけない。

かけ心地がおかしくなったり、見え方が変になったりすると、非常に気持ちの悪いものだ。これは視力に関係なく、メガネを愛用している人に共通することなので、ぜひ覚えておいていただきたい。