6月11日にロカルノ国際映画祭で、プレミアム上映を控えている松本人志監督の「さや侍」。彼の監督デビュー作である「大日本人」が、ハリウッドでリメイクされることが決定した。制作を予定しているのは米大手映画会社の「コロンビア・ピクチャーズ」である。すでにプロデューサー・脚本家も決定しており、制作に向けての準備が進められているとのことだ。

このニュースにインターネットユーザーからは、「ビッグアメリカンとかになるのかな?」、「ひとしがんばれ」などの意見が寄せられている。

本作は日本で12億円の興業収入を記録し、アメリカでも26都市でロングラン上映された。監督2作目「しんぼる」も、48の映画祭に招待され、監督としての実績を確実に積み重ねている。そして新作「さや侍」に、世界中から期待の目が向けられている。

ハリウッド版リメイクについてコロンビア・ピクチャーズは、「大日本人」のオリジナリティ溢れる作風にひかれて、リメイク権を獲得したとのことだ。プロデューサーはTVドラマ「プリズン・ブレイク」、映画「アイ・アム・レジェンド」を手がけたニール・H・モリッツ氏、脚本に映画「タイタンの戦い」、「イーオン・フラックス」のフィル・ヘイとマット・マンフレディが担当する予定である。

このことについて、ネットユーザーからはさまざまな声が上がっている。

・「大日本人」ハリウッド版リメイク決定について、ネットユーザーの反応
「あれをアメリカ人がやったら、ただのプロレス映画になるだろw」
「松本より面白く作られたら面目丸つぶれじゃないか」
「終盤は外人が見てもさっぱり意味わからんだろ」
「どこをどうリメイクすんだ」
「ああ、カンヌ映画祭の時に上映中に観客がぞろぞろ出て行った作品か」
「大日本人なんだよ! ドンッ!」
「ひとしがんばれ」
「とかげのおっさんをハリウッドでリメイクしろよ」
「ジャイアント・ヤンキー?」
「すげえ」
「ビッグアメリカンとかになるのかな?」
「大アメリカ人になるの?」
「ビックダディー?」
「アメリカ人にあの大佐藤(主人公)のダメっぷりが描けるとは思えん」
「BIG JAPANESEって響きが面白いんだろうね」

……など。一部のユーザーが指摘しているように、いったい何と言うタイトルになるのだろうか? 「大日本人」がそのままタイトルになるとは考えにくい。また、アメリカを舞台にした物語になるのか、もしくは日本を舞台にしたものになるのか。いずれにしても、完成が待ち遠しい。ハリウッドリメイク、そして11日のプレミア上映で、松本監督はさらに世界へと飛躍することになるだろう。