重い荷物を持っているときや電車の中で、スマートフォンの扱いに苦慮したことはないだろうか。片手でモバイル本体を持ちながら、もう一方の手で画面をタッチするのは、手ぶらでない限り思うようにはいかない。そのわずらわしさを解消するために、画期的なアイテムが登場した。それが「フィンガー・ノーズ」だ。鼻に装着すると、自由自在に画面をタッチできるのである。

この奇抜なアイテムを発案したのは、英国人アーティストのドミニカ・ウィルコックス氏だ。奇抜なアート作品を作ることで知られている彼は、最近、自らの問題を解消しようと、この鼻を作り上げたのだ。彼が抱えていた問題とは、風呂場でスマートフォンを扱えないということだった。風呂場でモバイル端末を操作しようと思うと、どうしても濡れた手で、画面をタッチしてしまうことになる。操作できないばかりか壊してしまう可能性もある。そこで、「フィンガー・ノーズ」を作ることを思いたったのだ。

これを装着するだけで、簡単にスクリーンをタッチすることができる。先端にはスタイラスが埋め込まれており、画面操作はスムーズ。風呂場だけでなく、電車内でもつり革を持ったまま、操作することができるだろう。

残念ながら、彼のアート作品であるために、販売はされていないようだ。是非とも商品化して頂きたいものである。これさえあれば、より快適なモバイルライフを送れるに違いないだろう。

参照元:Vatiations on normal(英文)