スーパーで格安で売られている「塩サバ」。脂が乗っているものが多いが、旬以外の時に獲ったサバだと痩せていて、身が硬い場合がある。

そんな時にお勧めなのが、「オイル煮」という手法での調理。一般的にコンフィとも呼ばれており、良く鶏肉などの肉類を一晩塩やスパイスで漬けておいた物を低温の油で煮て火を通す料理である。

実際に肉類で作ると漬け込みの作業や温度管理で非常に時間を取られ、油の温度を上げ過ぎるとたちまち揚げ物になってしまい、料理初心者にはちょっと難しいのだが、塩サバでの作り方は非常に簡単。脂が乗っていないサバでも非常にジューシーに仕上がるので、是非チャレンジして頂きたい。レシピは以下の通りだ。

<サバのオイル煮レシピ>
■材料
塩サバ 1匹
サラダ油 塩サバが漬かる量
クレイジーソルト 適量

■作り方
1.半分に切った塩サバの骨をピンセットなどで抜き、皮を剥いて油に入れる。

2.油の温度を70度前後にし、サバを串で刺して抵抗が無くなるまで油で煮る。大体10~15分程度。

3.容器にサバと油を入れ、サバをほぐす。

4.味見して塩分が足りない場合はお好みでクレイジーソルトを入れ、完成。

肉類と比べ、塩サバは元々の水分が少なく、火を通す時間が短くて良い。

コツとしては、2の手順でサバから泡が出てきた場合は、急いで火を止めて油の温度を下げる事。泡が出てくるのはサバの水分が抜けている状態なので、そのままにしておくとパサパサの仕上がりになってしまう。

和風にしたい場合はクレイジーソルトではなく七味唐辛子と塩でも良いし、その部分については自分の好みのスパイスを入れるのが良いだろう。冷めても美味しくごはんのお供にもなるし、酒の肴にも良い、お手軽で便利な一品が出来上がるぞ!