米アマゾンは3月22日より、スマートフォンOS「Android」のアプリケーションの販売を開始する。現在アプリの販売は、主にGoogleが「Android Market」(以下:Market)で行っているのだが、いくつかのアプリについて、2社の間で価格が異なっているため、今後価格競争が激化するのではないかとの見方がある。
この情報は、Androidの情報サイト「android news」が伝えているものだ。それによると3月15日の段階で、すでにアプリを取り扱うページが公開されており、22日より実際に購入が可能になるとのことである。
48個のアプリが用意されており、いくつかのアプリについてMarketと販売価格が異なる。たとえば、画像などをPDFファイル化する「Scan2PDF Mobile 2.0」は、Marketの場合6.44ドル(約520円)であるのに対して、アマゾンは3.99ドル(約320円)と割安。そのほか多くのアプリが同様に安めの値段設定となっている。ただし、Marketの方で無料のものが、有償で提供されている場合もある。いずれにしても、低価格の設定がされているのは明らかだ。
これに先立って米アマゾンは、プライム会員向けに5000本のビデオの無料ストリーミング配信サービスを開始したばかり。ここへ来て、さらにアプリの販売を打ち出し、Googleのみならず、アップル(iTunes)にも対抗しようという勢いが見られる。同社の参入により、アプリ市場は今後激しい価格競争の時代を迎えそうだ。
参照元:android news(英文)