11日に起きた東北地方太平洋沖地震の影響で、放射性漏れが起きてしまった福島第一原発事故。付近住民の避難エリア拡大、被ばく者3人の発表などで、緊迫した状況が続いている。

そんなさなか、漫画『美味しんぼ』の原作者・雁屋哲氏が自身のブログで福島原発に対して言及している。「東北地方を中心とする大震災で罹災された方々にお見舞い申し上げます」というタイトルのエントリーには、以下のようなことが書いてある。

「今政府は、半径10キロ以内の住民の避難を勧告しているが、10キロどころで収まる訳がない。福島原発の数10キロ四方の土地はこれから、数千年、数万年人が近寄れない土地になるだろう。(中略)

地震は天災である。だが、原発事故は人災である。過去の自民党政権の遺産である。(中略)

自民党の現議員たち・前議員たち・元議員たち、総出で福島冷却水問題に当たれ。本当に国を思って原発を建てたのなら、今こそ自民党人柱隊を作って福島原発に突入せよ。今の民主党政府の取り組み方を批判する資格はお前たちにはない。分かっているのか、この、腐れ自民党どもが! 貴様等の悪政が今の悲劇を招いているんだ。」(雁屋哲ブログより引用)

と、強烈に自民党を批判した内容となっている。これに対し、ネットユーザーからは

「美味しんぼの人ってこんな極端な奴だったのか」
「今誰かの責任追及する奴は日本から出て行けやと思うわ」
「議員が原発突入して何か出来るの?」
「マジ笑わえないわコイツ」
「さすがの俺もこれは引くわ」
「今回は不謹慎にも程があるわ。」
「これ、色々と通り越して不謹慎だよな。」
「こんな時に自分の矮小なイデオロギーでしか物を語れないのかよ」

など、おおむね批判的な意見があがっている。

参照元:雁屋哲の美味しんぼ日記