ニコン「COOLPIX S1000pj 」はプロジェクター機能がついたデジタルカメラということで話題となったが、実はスマートフォンにもプロジェクターを搭載した製品があるのをご存じだろうか。

サムスン電子は2010年4月23日、本社 「多目的ホール」において、報道関係者向けにSAMSUNG「スマートフォンラインナップ」説明会を行ったが、日本市場に投入したドコモ「SC-01B」とソフトバンク「Softbank X01SC」の2機種のほかに、海外で展開しているグローバルモデルもいくつか参考出展した。

数あるスマートフォンの中で、記者の目を釘付けにしたのが「プロジェクターフォン」と呼ばれる「Samsung BEAM」だ。

「Samsung BEAM」は、SAMSUNGが2009年1月に発表した世界初のフルタッチプロジェクターフォン「Samsung Haptic BEAM」の後継モデルにあたる。

前モデルに比べて軽量化、コンパクト化を図ったスタイリングとなっている本モデルは、約3.3インチ有機ELディスプレイを搭載したことで、前モデルと比べて約1.5倍の輝度を持った視認性に優れており、内蔵されているプロジェクター機能もより鮮明な画像や動画を投影することができる。

本体には、約500万画素のカメラを搭載し、ゲーム、動画再生、写真のキャプチャーなどの多彩なマルチメディア機能を楽しむことができる。さらに、プロジェクター機能を駆使することでいつでもどこでも即座にプレゼンテーションをすることも可能だ。

気になるプロジェクターの性能だが、投影可能なサイズは最大50インチで、迫力のある映像・画像を映し出すことができる。部屋を暗くすれば、天井に投影させることも可能だ。

残念ながら日本での展開は未定となっているが、写真や動画を友達に見せたり、外出先で簡単なプレゼンテーションを行ったりするには、便利なスマートフォンと言えるだろう。