衆院選の民主党圧勝は中国でも大きく取り上げられ、期待と不安が入り混じるメディア報道となっている。中でも、ノーベル平和賞受賞者でチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世の11月訪日に民主政権の対応が早くも注目されている。

2007年、鳩山氏はダライ・ラマ14世が中国に求めている「高度な自治」を支持する考えを表明した。これに中国は抗議し、民主は「鳩山氏の個人的な会談であり、チベット独立にコメントする立場にない」と釈明した経緯がある。

一方で、民主党は中国・アジア重視、対等な日米同盟を主張している。このギャップを民主党がどう埋めていくのか、手腕が試されている。