3月23日、ウェブブラウザ「Firefox4」がリリースされた。公開から約1週間を経て、全世界で4000万ダウンロードされ、現在のシェアは5.25パーセントと報告されている。前バージョンのユーザーも順調に移行しており、さらにダウンロード数を伸ばすものと思われる。そんななか海外のデザイナーが、ウェブブラウザの歴史を一目で見ることができる図を公開し、話題を呼んでいる。

この情報を伝えているのは、IT系の情報サイト「Techking」だ。同サイトのアンディ・クロフォード氏が、ブラウザの歴史をまとめたのである。

1994年に「ネットスケープ」(以下:NETSCAPE)が登場。翌年、「オペラ」と「インターネット・エクスプローラー」(以下:IE)が加わり、この段階でNETSCAPEは最大86パーセントのシェアを誇っていた。しかし次第にIEが勢力を伸ばし、バージョン6が登場した2001年には、逆転。NETSCAPEはこのまま衰退し、2008年に開発が終了し姿を消すこととなる。

そこからしばらくIEの独走が続いたのだが、それを崩したのがFirefoxだった。2002年の登場以来、着実にユーザーを獲得して行き、先日のバージョン4のリリースに至ったのだ。また、2008年にGoogleがリリースした「Chrome」も成長を続けている。もっとも若いブラウザながら、すでにバージョン10。他のブラウザを猛追しているのだ。

果たして今後、どのブラウザがネット業界をけん引して行くことになるのだろうか。ブラウザの進化はこれからも続く。

参照元:Techking(英文)