日本時間2012年8月31日、数年に一度の天体ショー「ブルームーン」を日本列島で見ることができるぞ! 神秘的な天体ショーついにキターーー! でもブルームーンって何? この神秘的な名の現象は、いったいどんなものなのか!? もしかして月が青くなるのかーッ!?

ブルーといっても月が青くなる現象ではない。これは、1カ月の間に2回満月が見られるということ。数年に一度起きる現象で、見ると幸せになれるという言い伝えがあるという。今夜を逃すと次は2015年だ! 急げ!

そもそも、ブルームーンとはどういう現象なのか。通常、満月は1カ月に1度しか見ることができない。それは月が約1カ月かけて満ち欠けをするからだ。

しかし、その「約1カ月」は正確に言うと29.5日である。現在の暦では、1カ月は2月を除いて30日間か31日間だ。この誤差が積もり積もって、2~4年に一度1カ月の間に2度、満月が見られる。これが「ブルームーン」というわけである。前回は2010年、その前は2007年だったそうだ。

日本では馴染みがない現象だが、英語圏には非常に珍しいという意味で「once in a blue moon」という慣用句が使われたり、見ると幸せになれるという言い伝えがあるという。うーん、なかなかロマンあふれる話ではないか!

なお、国立天文台によると、8月31日の東京の月の出は17時39分、真南にくる南中時刻は23時35分だ。この時間は、東に行けばいくほど早く、西に行けば行くほど遅くなるぞ。

次回のブルームーンは2015年7月31日。ほかの天体と違い、月は探しやすく肉眼で見ることができる。今夜は月の観測などしてみてもいいかもしれない。

参照元: 国立天文台 天文情報センター暦計算室 天文宇宙検定公式ブログ

photo:Rocketnews24.

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