2011年11月29日、大手コンビ二チェーンのファミリーマート(以下:ファミマ)は、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」25周年を記念して、同ゲームでお馴染みのモンスタースライムの肉まんの販売を開始した。発売を発表した後に、インターネット上で話題となり、当初50万個の販売を予定していたのだが、急遽増産し100万個を用意しているとのことだ。
同日ファミマに足を運んでみると、肉まんの蒸し器最上段には、ゲームで見かけたあの青い塊、スライムがいるではないか! これが肉まんとは信じられない! 実際に購入して食べてみたところ、貼りついた目玉と唇はまったく味がしなかったのである。
29日未明にはすでに店舗に並んでいたようで、待ちわびたネットユーザーは深夜にも関わらず、競って購入していたようだ。記者(私)は同日午前に店舗に行ってみた。そうしたところ、店舗によって在庫状況が異なるらしく、ある店舗には1個も並んでいなかったのだが、他店では蒸し器にぎっしりとスライムが。スライム軍団と呼ぶに相応しい状況だったのだ。
1個170円の肉まん2つを購入し、持ち帰って早速食べることに。ファミマのホームページには「生地の色については、合成着色料を一切使用していません」とのこと。かなり青々としているのだが、合成着色料を使っていないので安心して食べられる。
可愛らしいスライムを思い切って半分にしようとしたところ、中の肉が思うように割れなかった。これはおそらく、製造工程で先に生地を成形し、そのなかに団子状の肉を詰めたためではないだろうか。率直に言って、肉まんというよりは「肉団子まん」という印象を受ける。
そして、目・唇をそれぞれ食してみると、まったく味がしなかったのだ。おそらく生地と同じ材料を用いて作っているのではないだろうか。生地をつまんで食べている感じだ。見た目がユニークであること以外、特に変わったところはなかったのである。
食べてみたいという方は、店舗によって取り扱い状況に違いがあるようなので、何軒か回る覚悟で探してみてはいかがだろうか。
写真:Rocketnews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼ 顔つきは個体差が激しい
▼ 半分にすると、団子状の肉が詰まっている