蜃気楼(しんきろう)とは、光の異常屈折により、本来そこには存在しない物体が見える現象のことである。古来中国では、蜃という名の巨大生物が吐き出した息(気)により、巨大な建物(楼閣)を出現させると信じられており、蜃気楼の語源となっている。

そんな中国で近ごろ観測された蜃気楼が、とても幻想的だと話題だ。

場所は安徽省(あんきしょう)の黄山市。川の上には、本来ならば何も無いはずなのに、高層ビルや生い茂る木々などがハッキリと浮かび上がっているのである。夕方頃に観測されたのだという。

YouTubeにアップされた蜃気楼動画を確認すると、あまりにもハッキリすぎて、どれが蜃気楼なのだか分からなくなるほどだ。

地元住民によると、このような蜃気楼現象はさほど珍しいことではなく、たびたび観測されるとのこと。ちなみに日本では、富山県魚津市沖で見られる蜃気楼が特に有名である。

参照元:Youtube TheVbird420