昨年、『うなぎの蒲焼きとロースカツの合い盛り丼』という期間限定メニューを発売した「かつや」。実際に食べてみた私(あひるねこ)は、思わずつぶやいた。うなぎが揚がってねぇ……!

あれから1年。今年も土用の丑の日に合わせて新商品『うな玉とロースカツの合い盛り丼』が登場。うな玉へと進化した今年の一杯は、昨年と比べてどうなのか。

さっそく最寄店へ向かった。

・今年は「うな玉」

2026年7月17日より販売が始まった『うな玉とロースカツの合い盛り丼』。丼のみで定食はなし。価格は税込1320円である。

「かつや」にしては高額だが、食材が食材なだけに仕方がないだろう。

昨年はロースカツの上に、そのままうなぎを載せただけという無骨なビジュアルだった。果たして今年はどう変化しているのか。


その実物がこちらだ。


……どなたですか? と、危なく声に出しそうになったが、それくらい去年とは別人である。玉子でとじただけなのに、こうも雰囲気が変わるものなのか。

うなぎの量自体は、実は去年とあまり変わらないように見えるが、今年は玉子が加わったことで全体的に彩りがアップ。どことなく高級感すら漂っているではないか。


おまけに盛り付けも妙にしっかりしている。さながら満月だ。私も店員さんに「月が綺麗ですね」と言った方がいいのだろうか。

玉子があまりにも綺麗にフタをしているので、その下にいるロースカツがまるで布団をかぶっているかのよう。


寝んな。


・うなぎは揚がっているか?

そしてやはり気になるのが、うなぎが揚がっているかどうかだ。これまでウインナーやハンバーグ、さば味噌までカラッと揚げてきた揚げ物フリーク「かつや」が、うなぎを揚げずに我慢できるわけが……。


と思ったけど今年も揚がってねぇ……!


玉子にとじられていたのは、去年同様めちゃめちゃ普通のうなぎの蒲焼きであった。「かつや」には、うなぎを揚げてはいけないという社内ルールでもあるのだろうか?


ただ、これがなかなか悪くない。玉子のふわっとやさしい食感とほどよい甘みが加わることで、うなぎ単体の若干の物足りなさを自然にカバー。



ロースカツとの橋渡し役にもなっており、全体としての一体感は昨年より明らかに増している。


うなぎは相変わらず揚がっていないものの、あらゆる面で昨年の合い盛り丼を上回っていると言っていいだろう。

・「かつや」への願い

しかしだ。店を出た後、私の中に一抹の寂しさが残ったのも事実である。最近の「かつや」の期間限定メニューは、どうも優等生すぎる気がしてならないのだ。


今年前半は親子丼の上にロースカツをのっけてみたり……。


ご飯の上に〆のうどんをのっけてみたりと……。


おおよそ正常ではないクレイジーカツライスを量産していただけに、ここ数カ月の「かつや」は正気すぎて、かえって落ち着かないのである。



もちろん「かつや」にも様々な事情があることは重々承知だ。が、そろそろ我々の想像の斜め上を行き、そのまま大気圏を突破する珍奇な新商品の誕生を期待したいところ。


「かつや」よ、世界を揚げてくれ。そしていつの日か見せてほしい。ロースカツの隣に横たわる、金色の衣を纏(まと)いしうなぎの姿を。

参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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▼同時発売の『うな玉丼』(税込990円)。「かつや」要素がなさすぎて笑った。

『大判豚の生姜焼きとチキンカツの合い盛り丼』もまだ販売していた。

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