2026年3月28日、大型商業施設『高輪ゲートウェイシティ』がグランドオープンした。お察しの通り「JR高輪ゲートウェイ駅」に直結しており、ショップのみならずホテルやオフィス、展示場を兼ね備えた複合施設となっている。

さて、その『高輪ゲートウェイシティ』の階段で怪我人が相次いでいるという。……はて、どういうこと? というわけで、高輪ゲートウェイシティの下見がてらウワサの階段を見に行くことにした。

・大階段で事故

4月10日付の産経新聞によると、少なくとも2人の怪我人が確認されているのは『高輪ゲートウェイシティ』の敷地内にある、通称「大階段」と呼ばれる階段である。

場所としては「リンクピラー1」の北棟と南棟の間に位置しており、JR高輪ゲートウェイ駅の改札からは徒歩1分ほどのところ。駅から高輪方面に向かう大きな動線の1つと言っていいだろう。

開業から間もない商業施設で怪我人が相次ぐとは、少なくとも理由が「設備の劣化」でないことは確か。むしろ完成したての階段でなぜ事故が起きるのか気になるところだ。



・現場へ

というわけで『高輪ゲートウェイシティ』に到着し、ウワサの「大階段」に向かうと……ふむ。正直なところパッと見は「こんなところで事故なんか起きる?」と感じた。

……が、階段を下まで降りたところ「あ、これは怪我する人がいるかも」と納得の理由が。一言でいうと「大階段」は階段だけではなく「階段とベンチ」が入り組んでいる構造なのである。

・視覚的にわかりづらい

具体的に階段は「大階段」の両サイドにあり、中央部分はベンチになっていた。ベンチの高さは階段の3段分で、おそらくベンチ部分を階段だと誤認識し、足を踏み外す人が多いのだろう。

また階段とベンチの境目が視覚的にわかりづらいこともあるのかもしれない。例えばスマホ歩き等でふわっとしか大階段を認識していない場合「オール階段」に見えても不思議ではないハズだ。

現在はベンチ部分が柵で立ち入り禁止となっているため「階段とベンチの境界線」が明らかだが「初見だとわかりづらいかも……」というのが率直な感想。キレイかつお洒落な造りではあるが、怪我のリスクが高いことは否めまい。



・道行く人に聞いてみた

なお、通りがかりのサラリーマン(50代・男性)に話を伺ったところ「知らない人は危ないよね~」と仰っていたが事故のことはご存じなく「だから柵が出来たんだ?」と話していた。

またお子さん連れのお父さん(30代・男性)も「ベンチの部分は高さが結構あるので子供から目を離せませんね」とのこと。少なくとも子供を遊ばせられるスペースではないのかもしれない。

総じて「せっかくイイ施設なのにもったいないな」というのが個人の感想で、階段とベンチとして運用するならば早急に視覚的なわかりやすさを確立する必要があるだろう。今のように立ち入り禁止ではホントもったいない。

というわけで、現在は柵が設置されているものの、もし『高輪ゲートウェイシティ』にお出かけになる際は念のため「大階段」にご注意いただきたい。現場からは以上です。

参考リンク:産経新聞高輪ゲートウェイシティ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.