私(佐藤)は昔からアパレル各社にお願いしたいと思っていることがある。それは、できるだけ日本人のモデル、それも背格好が同じくらいな人を起用して頂きたいということだ。なぜなら、多くの企業が背格好のスラッとした外国人モデルを起用しており、広告のイメージと実際に着用したときの自分の姿があまりにもかけ離れているからだ。

実例を出そう。最近Xでも話題になっていた、2026年3月20日に発売された、ユニクロの「スウェットカーブパンツ」。これのサイトの画像には、やはり話題外国人男性が起用されており、涼し気に着こなしている。

だが、このパンツをこのように涼し気に着るのは非常に難しい。私が着てみたら、案の定、寅さん(車寅次郎:通称「フーテンの寅」)のようになってしまったのである。なぜだ!

・なぜか寅さん

問題のスウェットカーブパンツは、先にも述べたように最近発売されたばかり。今季の新アイテムで税込3990円で販売している。コットン100%の薄手で、フレンチテリー素材を使用したワイドフィットのスウェットパンツだ。


ウエストはゴムと紐仕様でフロントはファスナー開き。こういうパンツは難しいんだよなあ。私のような脚の短いおじさんがはくと、ラフな印象が強くなりすぎてトレパンのようになってしまうんだよねえ。


裾にも紐が入っていて、シルエットをアレンジできるそうなんだけど、裾をどうこうしたからって、ふさわしいフォルムにならないと思うんだよなあ。着る前からこう言うのも何だけど、普段着に昇格することなく、パジャマ直行のパターンじゃないの、コレは。


これに合わせるのは、エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(税込1990円)。


それにコットンリネンシャツジャケット(税込4990円)。

公式サイトのモデルはパープルのショートブルゾンをパンツに合わせていたけど、訪ねた店には同じ色のものがなく、サイズも私に合わなかったので、このシャツジャケットで代用した。


私のスペックは身長169センチ、体重60キロ。同世代に比べて細身ではないかと思う。ちなみに着ているのはユニクロのジャージ(子ども服(身長150センチサイズ))と同じくユニクロのジーンズだ。

一頃、ユニクロのものは買わないと固く心に誓った時期があった上司の心ない一言で、私はそれを決意していたのだが、最近は「どっちでもいいや」って感じで再び着るようになっている。着るようになったが、あの一言は絶対に忘れない、絶対にだ!


さて、私がイメージする自分の姿は、あの公式サイトのモデルのように、スラッとした出で立ちである。そのモデルの男性は身長187センチもあるそうな。そんな高身長で細身のイケメンを起用されると、現実との乖離(かいり)に苦しむことになるのだが、果たして……。


私が着ると、こう!

なんか違うでしょ? 何が違うかわからないけど、「和」って感じになっちゃうんだよなあ。イラストの人物は私の写真をベースにAIが生成しているので、服も身体もそれほど違いはないはず。

強いていえば身長187センチの設定に描き変えているので、等身は異なっている。それ以外の違いはやはり顔面か……


そこはかとなく漂う寅さん“み”。いっそ、寅さんに寄せていこうってことで、ハットを被ったら……。あれ? 逆にしっくり来てる?


寅さんに合わせていった方が、私の場合はこの着合わせは馴染むようである。カバンなんか持っちゃったりしたら、ますますバランスが良い


写真に文字を入れたら完全に違和感がなくなった。

いずれにしても、一般的な日本人体型と外国人モデルの体型は全然違うので、アパレル各社はもう少し現実に即したイメージ写真を使って頂きたい。私のように図らずも寅さんになってしまう場合があるからね。


参考リンク:ユニクロ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
イラスト:GEMINI

▼外で撮影してたら、ボール遊びをしていた隣のお子さんにめっちゃ見られてた