
SNSで情報を集めようとすると話題が一色しかないように感じる時がある。センセーショナルな話題に塗りつぶされて他が見えなくなるというか。そう考えると、陰謀論の素ってテレビとかSNSとか関係ない。人の性であると言えよう。
そんなわけで、日本内でも離れた田舎の問題というのはいまだになかなか届かないものだ。千葉県の房総半島でキョンが大繁殖して問題になっていることとか。
・問題を初めて知った現地での出会い
私(中澤)が初めてこの問題を知ったのは2024年のこと。千葉県君津市の猟師が運営するジビエビュッフェレストラン『猟師工房ドライブイン』に行った際、キョン肉のカレーが告知されていたので、聞いてみたところ、房総半島で大繁殖して農作物への被害などが深刻化しているとのことだった。
私はキョンという動物をその時初めて知ったんだけど、小型のシカ科の動物で、大きさは中型犬くらいの特定外来生物らしい。猟師にして『猟師工房ドライブイン』の社長である仲村さんによると、夜行性で鳴き声がうるさいので騒音的な問題もあるという。
・猟師の問題
クマ問題でも語られていることだと思うけど、個人的にも害獣駆除は人が暮らす上で必要だと思う。しかし、現実問題、猟師の担い手は少ない。仲村さんいわく、猟師だけだと生活が成り立ちにくいということも問題なんだそうな。
そこで駆除された害獣をジビエ肉として流通することでコミュニティーの活性化をはかるというのが『猟師工房ドライブイン』のコンセプトの1つなのだとか。
・そして発売へ
キョン肉祭りもその流れの一環だったんだけど、房総のキョン問題は2025年も、そして2026年現在も解決していない。そこでこの度、猟師工房が発売したのが……
レトルトカレーの「キョンサマンカレー」である。
なんだかいきなりギャグみたいになってしまったが、ネタにするしかないくらい繁殖しているのかもしれない。仲村さんが現物を送ってきてくれたので食べてみることにした。
・猟師のレトルトカレー
レトルトパウチでパッケージングされたカレーは、ジビエとは言え作り方も普通のレトルトと変わらない。3分~5分湯煎して白米にかけるだけだ。
カレーのベースはマッサマンカレーなので、ソースの質感もタイ風のサラサラタイプ。原材料にもコリアンダーとかナツメグとかガランガルとかが記載されている。また、肉はコロッとしたものが3~4個入っていた。
食べてみると、ほぼ鹿肉みたいな味。パサつきや筋張った感じはなく柔らかくて、味的にも臭みやクセはないので、タイ風サラサラカレーとマッチしている。
カレーソースも独自のこだわりを感じる深い味だけど、それがキョン肉の食べやすいけど謎肉なオーラとマッチするとなんだかワイルドだ。レトルトでも漂う猟師み。
猟師工房ドライブインにしかなさそうな味をこの手軽さで家で食べられるのは便利だ。なにせ千葉県君津市の山中にある猟師工房ドライブインに行くのは結構大変だからなあ。
・体験の価値
そんな『キョンサマンカレー』は猟師工房ドライブインのYahooオンラインストアで1800円で販売されている。送料も東京で1260円と結構かかるけど、東京から現地まで行ったとしたら交通費が往復6000~7000円くらいかかる場所であることを考えると、体験の対価としては順当な気がする。なにより大企業のチェーンとは違うしな。
害獣も人間も生きている。その最前線に立つ猟師が運営するからこそ、駆除した害獣の命を無駄にせず、次に繋げていくことをテーマとしている『猟師工房ドライブイン』。肌で感じる体験が貴重な場所だと思うので、できたら現地に行くことをオススメしたいけど、気になるけど時間がないという人は通販でさわりだけ味わうのもアリだろう。
参考リンク:猟師工房ヤフー店
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼こだわりのカレーとキョン肉からあふれ出す猟師み
▼ただジビエ肉というだけじゃなく、料理のバリエーションも豊かな猟師工房ドライブインのビュッフェ
中澤星児















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