スマホには2種類しかない。AndroidかiPhoneかである。新品iPhoneの高さに嫌気が差した私(中澤)は2年前、2万円のビックカメラSIMフリースマホ福箱2024に入っていたXiaomi Japanの「Redmi Note 11 Pro 5G」に機種変更した。初めてのAndroid。初めてのSIMフリー。

キャリアメールを捨てた時、重い荷物を下ろしたような開放感があった。もうiTunesのバックアップ失敗に怯えることもない! まさしく独立記念日のような祝福に満ちた気持ち。あれから2年──

私は、iPhoneに機種変更した。

・Androidが嫌になったわけじゃない

別にAndroidが嫌になったというわけではなかった。どちらかと言うとタイミングである。そろそろ機種変更するかってタイミングで、たまたまiPhone 13 Proが安く手に入ったのだ。

とは言え、2年間、私はガチでAndroidしか触っていない。Androidの操作に感覚が慣れてしまっているため、iPhoneが使いにくくなってるはずだ。なぜなら、2年前、Androidに変えた時も慣れるのに時間がかかったから。

・衝撃

再び使いにくくなる機種変をするのはなんだか面倒くさい。その精神的ハードルゆえに前述の理由がなかったら踏み出さない一歩だったが、まあ仕方がないと割り切ってiPhoneに機種変更したところ……

1日目から死ぬほど使いやすかった。むしろ、使いやすすぎて感動した。不思議なのは、どこがどう使いやすいのかがピンポイントで言えないこと。ただ触っていてイライラする要素が圧倒的に少ないのである。これがUIの力か。直感的すぎる。

・思わず振り返った激安Androidの影

そのiPhoneの感動が鮮やかすぎて、激安Androidの影が見えるようだった。走馬灯のように流れるイライラシーン。X見てたら突然画面が固まって落ちること、普通にあったなあ。いや、その辺は激安だから仕方がないと納得できたんだけど……

本気で辛かったのが動画ファイルのアップロードとダウンロードだ。まず、Androidの場合、ダウンロードしたファイルがフォトライブラリに反映されない。なぜか1回フォトライブラリとは別のダウンロードフォルダに入るのだ。

このままだと動画編集アプリにも反映されないし、SNSでも読み込めないため、フォトライブラリに移動させるという工程が発生する。それだけだったらまだマシなんだけど……

「Redmi Note 11 Pro 5G」は大きいファイルになると、アップロードとかダウンロードの途中でダウンすることもしばしばあった。しかも、iPhoneみたいに進行パーセンテージのメモリも特に表示されないから、いつ終わるのか分からずにスマホをフリーズさせたものである。

・良かったこと

iPhoneに変えた今だからこそ直視できる。「悪かった点は結構あった」と。しかしながら、逆に1回Androidにして良かったと思う点もあった。それは機種変更が以前のiPhone → Android時より格段に軽やかだったこと。

以前の機種変更時はそれはもう大変だった。何が大変だったかと言うと、キャリアメールに設定していた会員登録とかを全部変えたり切ったりしなければいけなかったから。しかし、前回で全てGmailなどに登録しなおしたため、今回はそれがない。

しかも、iPhoneの標準アプリのメールにGmailを設定することができた。Googleにデータを保存してたからか、電話帳も気づけば反映されており、全くもって手間がかからない。Android→iPhoneの機種変更が超絶楽だったのである。

iPhone 13 Proの発売は5年前の2021年なので決して新しい機種ではない。にもかかわらず、この鮮やかな使いやすさ。1度激安Androidを経験したからこそ痛感した。「iPhoneのUIはある種の完成形である」と。その機能性に心地よさすら感じたのであった。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼特に動画を作成する場合、UIの差が顕著なように思う