ゾンビ系ホラーゲームの話になると、必ず名前が挙がるのが「バイオハザード」シリーズだ。ストーリーの作り込みや、魅力的なキャラクターたちのおかげで、今も根強いファンを抱えている。

そんなバイオの最新作、「バイオハザード レクイエム」が2026年2月27日に発売された。開発はおなじみカプコン。かくいう私もシリーズファンの一人である。……が、同時に超がつくほどのビビりでもある。

そんな私が今回、意を決して新作バイオをプレイしてみたので、その顛末をお届けしたいと思う。

・バイオハザードシリーズのおさらい

改めてバイオハザードについて説明すると、1996年に第1作が発売されたサバイバルホラーゲームだ。

物語をざっくり言うと、製薬企業アンブレラ社が開発していた生物兵器用ウイルス「T-ウィルス」が流出し、人間や動物がゾンビや怪物へと変異してしまうところから始まる。このバイオテロの発生地として知られているのが「ラクーンシティ」だ。

ゾンビや怪物が徘徊する極限状態の中、主人公たちは事件の真相を突き止めながら、生きて脱出することを目的に行動する──それがバイオハザードというゲームなのである。

そして今回の新作は、そのラクーンシティが舞台だという。バイオファンにとってはこれ以上にない激アツ展開だ。しかもシリーズ屈指の人気キャラ「レオン・S・ケネディ」が再登場するというではないか。これはもう、自分でやるしかない! そう思ってレビュー記事を書こうと決めたのだが、


私はこの判断を心底後悔することになる。


・自分でプレイできない

実を言うと、私はシリーズの大ファンでありながら、ほぼ自力でプレイしたことがない。

初めて触れたのは初代プレイステーション版の「バイオハザード2」。初期装備で無限弾マシンガン付きの親切パッケージを買ったにもかかわらず、壁からゾンビの手が飛び出す場面で詰み、序盤でリタイアした。出ると分かっていても怖くて進めないのだ

その後は姉の彼氏に頼んでプレイしてもらい、横で震えながら画面を眺める係に徹していたのを今でも鮮明に覚えている。以来、私は実況動画や考察動画を見てストーリーを把握し、設定だけは一丁前に語れるという、何とも中途半端なバイオファンになってしまった。

そんな私が今回こそは、と新作を発売日に購入。ところが、怖くて封を開けられない。新作レビューは早ければ早いほどいいのに、購入から1日が経過してしまった。だって怖いんだもんよ。


翌日ようやく開封し、意を決してSwitchにソフトをセットするも……


ダウンロード……!


パッケージ版でもダウンロードが必要なのね……。やっとやろうと重い腰を上げたのに、この時間で余計に怖くなってくる。

ほどなくしてダウンロードが完了し、やっとプレイスタート。

難易度は3つから選べるようだが、こちとら超がつくほどのビビりである。迷わず一番簡単な「Casual」を選択。


・やっとはじまる

物語はFBI分析官「グレース・アッシュクロフト」が、連続変死事件の調査のため廃ホテルへ向かうところから始まる。8年前に母を失った因縁の場所らしいのだが、こんなトラウマの地に若い女性を一人で送り込むFBI、人の心ないんか。


グラフィックは驚くほど美しく、壁の汚れ、光の反射、空気感まで異常な作り込みだ。


しかし問題は操作である。視点操作がうまくいかず画面がぐるぐる回り、早くも画面酔いしてしまう。これはもうビビりとか、ビビりじゃないとかそういう次元ではない。シンプルにゲームのセンスがない。


また、動作やちょっとした音でもコントローラーが振動する仕様になっているのだが、これが地味に怖いのでやめていただきたい。

そんなこんなで、薄暗く荒れ果てたホテルを探索するだけで、もう嫌になってきている。


おそるおそる進み続けること数分、とうとうファーストゾンビ登場!


待って、操作が分からん‼︎ 何すればいいんだ! とパニックになり



はい。


呆気なく食い殺されてしまった。ごめんよグレース、私が不甲斐ないばかりに……。

次こそは! と挑むが、丸腰のか弱いレディ相手に容赦のないファーストゾンビ、なす術なく食い殺されるのを3回繰り返した私は────



気づけばマリオカートで現実逃避していた。


もうこれ以上は無理だと悟り、続きは明日の私に任せることにした。


ところが……!



翌日、なんと数年ぶりに38度超えの熱が出てしまった。

さすがに「バイオのせいだ!」と断定はできないが、バイオの恐怖によるストレスが限界を超えた可能性は否定できない。というわけで、私は決断した。ひとりでのプレイは断念し、今後は友人に横で操作してもらう方式で続きを進めよう……と。



・ビビりにバイオは無理でした

結論として、「バイオハザード レクイエム」はシリーズファンならニヤリとする要素が多く、映像表現も一級品だ。一方で、超絶ビビりにとっては心身にそれなりの負荷がかかるゲームでもある。

私と同じタイプのビビり諸君に伝えたい。バイオは、無理にやるものではない。見る専という選択肢があってもいいじゃないか。

参考リンク:バイオハザード レクイエム公式PR TIMES
執筆:大島あさ未
Photo:RocketNews24.CAPCOM

▼カメラは一人称、三人称視点で設定できる。

▼今作のゾンビは生前の行動に執着しているらしい。私じゃ対峙できなそうです。