先日「ドーハ空港で購入した怪しい人形の正体とは?」なる記事を公開した。アラブの男性の人形で、店員さんに正体を尋ねても「転んでも起き上がる人形」「マトリョーシカ」など説明はフワッとしており、結局よくわからないまま約2000円で購入。

自宅で人形と向き合ってみたものの正体は分からず……というのが前回までの話だ。その後、読者の方から「Xで似たようなお土産を見かけました!」という情報が届いた。

その情報によると……

・怪しい中東土産の正体とは

読者から届いた情報によると、中東のドバイでまったく同じ人形が売られていたという。そしてその正体は……やはりマトリョーシカだった!

Xに投稿された画像を確認したところ、アラブの男性の中に小さなアラブの男性、さらにその中に子供、子供……と入れ子構造になっていることが判明した。

マトリョーシカとは子孫繁栄や家庭円満の象徴として知られるロシア発祥の入れ子人形で、世界的にも定番の縁起物。それをアラブ風にアレンジしたのがこの人形というわけである。


・ぶっ壊す勢いで

となると手元の人形の中にも、同じように白い衣装のアラブの男性が数体入っているはずだ。ちなみに前回も開封を試みたが、長期間売れ残っていた(たぶん)せいか、ガチガチに固まっていて1ミリも開く気配がなかったが……

今回はもうぶっ壊す勢いでひねるしかないだろう。中で助けを待っている人形がいるのだから。というわけで……


マジで思いっきりひねってみると……

ガチッ……!


音が鳴ってからクルリと回った……ついに開いたぞ! 中から出てきたのは黒い衣装をまとった人形だった。やはりマトリョーシカだったかァァ!

どうやら女性っぽい。アラブの女性が公共の場で着用するロングコート風の衣装は「アバヤ」と呼ばれている。露出を控えるイスラムの伝統衣装だ。読者が教えてくれたXの投稿と中身が違うが、外見が同じでも中身はいくつかバリエーションがあるのかもしれない。


さらに中から、白い衣装の子供。


続いて、黒い衣装の子供。


ラストにまた黒い衣装の子供。


・どんだけ出てくんだよ

合計5体。次々に子供が出てくる様子はシンプルに面白く、旅行土産としては100点満点だった。先に述べたように、外見は同じアラブのおじさんでも開けてみるまで中身が分からない。いわゆるガチャ要素も楽しめるからお土産として優秀である。


というわけで、中東にトランジットなどで立ち寄る機会があれば、空港のお土産コーナーをチェックしてみてはどうだろうか。

2000円程度で買えるし、アラブのおじさん一家が登場するのは楽しい。ちょっと怪しいくらいが「旅のお土産」として最適だと思う。こん様、情報提供ありがとうございました!


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.