SNSでメニューが話題になる飲食チェーンって大体顔ぶれが決まりがち。松屋とかマクドナルドとか全国1000店以上展開しているチェーンなんて、それだけでマスなパワーを持ってるわけだ。しかし、2025年末、牛たん『ねぎし』の店舗限定メニューがTikTokで旋風を巻き起こしていた。『ねぎし』がバズるのはガチである

そんなメニューのパンチ力だけでグイグイ来てたのが「がんバくんセット」。いわゆる、牛たんを使用したハンバーグなんだけど、「ドーン!」と大きい荒々しさはまさしくステゴロでいいねさせられる見た目をしている。そこでショート動画の新宿靖国通り店に行ってみたのだが……

・販売休止

なんと、販売休止になっていた。当時店員さんに聞いた話によると、「全店で販売を取りやめている」とのこと。当時のリリースによると、新宿靖国通り店での販売開始が12月8日で、私(中澤)が訪れたのが12月21日なので、靖国通り店での販売は2週間未満だったということになる

話題爆発から休止までの速度感をリアルタイムで味わった「がんバくんセット」。ゆえに、私の中では幻のメニューみたいになっていたんだけど、本日2026年2月19日、ねぎし靖国通り店に行ったら、その「がんバくんセット」が復活していた。


・帰ってきたがんバくん

どうやら、2026年1月16日から10店舗(菊水ビル店・京王フレンテ店・靖国通り店・お茶の水店・秋葉原店・上野駅前B1店・中野店・吉祥寺駅前店・横浜西口パルナード店・アトレ川崎店)で再び販売されている様子。思ったよりも復活が早かったな。

そんなわけで注文してみることに。ハンバーグ1枚のレギュラーは税込1400円、ダブルで税込1800円、トリプルで税込2200円となっている。トリプルの肉量は660gで、『ねぎし』でガッツリ肉を食べられるのも魅力の1つだと思うので、トリプルを注文してみた

・普通のハンバーグとは違う

厚みのある荒々しいハンバーグが3段重なるトリプル。高さ的には「肉の山」と表現してもいいけど、その幅広さを見たらどちらかと言うと台地である。ハンバーグ界のギアナ高地、ここに爆誕

おすすめの食べ方もあるようで、「1.そのまま食べる」「2.バター醤油で食べる」「3.レモンで食べる」「4.ネギで食べる」という味変も可能。まずはそのまま食べてみたところ……

肉のゴロゴロ感が凄い。その見た目だけじゃない荒々しい肉感でひき肉のハンバーグとの違いを感じるけれど、さらに粒がコリッとしているところに牛たんを感じる。確かに最初はそのまま食べるのが良いかもしれない。素材の違いが分かりやすかった。

・新たな価値観とねぎしらしさ

そして、1つ1つをしっかり味わっても後の味変を十分堪能できるくらい量があるのがトリプルの良いところ。カリカリに焼かれている上、肉汁も豊富なので、バター醤油は言うまでもなく合う。ジューシーな旨みが迸(ほとばし)りまくりだ

ちなみに、3段になったハンバーグの間にはチーズも挟まれている。トロける味はバター醤油で濃く食べてもいいが、レモンでさっぱり食べるのもgood。

味変とは言え足す一方ではなく、後半2つはさっぱり系で食後に気が配られているのは『ねぎし』らしさと言えるかもしれない。なにせ、定食のご飯は麦飯で、とろろとお吸い物がついてくる店だからな。

なお、ねぎし公式サイトによると、牛たんに麦飯、とろろというセットは『ねぎし』が初めて生み出したものらしい。

そんな『ねぎし』の定食と言えば、麦飯おかわり自由。がんバくんの強さととろろ麦飯の健康的な味のハーモニー、おかわり! 最後までさっぱりと食べられたのが印象的だった。



・ん?

そんなわけでステゴロで話題になっただけあるこのセット。食べ終わり、メニュー情報を改めて見ていたところ、休止前と微妙に価格が違うことに気づいた

1300円だったレギュラーが1400円になっている一方、トリプルは2300円から2200円になってる。なんでトリプルが下がってるのか? そこで2025年のリリースと見比べてみたところ以下のようにマイナーチェンジがされたようだ。

・休止前後の変化

レギュラー「250g1300円 → 220g1400円」
ダブル「500g1800円 → 440g1800円」
トリプル「750g2300円 → 660g2200円」

──要するに量が減ってた。情報だけ見ると、高くなったと思わなくもない。とは言え、がんバくんセットを実際に食べた後にこれを知った私の受け止め方はちょっと違った

・挑戦

前述の通り、リニューアル後も分量感と価格のバランスにおける満足度は高い。そこにはしっかり企業努力も感じて、単なる値上げというより調整を感じた。試しに出したらさすがに大盤振る舞いしすぎたというオチだったのかもしれない

そんなわけで、「店舗限定販売 → 休止 → 復活」と話題を巻き込みつつデカくなっているがんバくんセット。メニューの説明に「牛たんの新提案」と書いてあるし『ねぎし』にとって新たな挑戦であったことは間違いない。そして食べてみると、コスパへの挑戦は今も続いていることを感じさせられたのであった。

参考リンク:PRTIMESねぎし
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼挑戦を感じるメニューだ

▼そして、挑戦は今も続いていると思う