いつから福袋は「お得であたり前」になったのだろう? ここ数年の福袋は買う前から中身がわかっているケースがほとんどで、しかも「お得であたり前」の風潮が色濃い。だがしかし……。

そんな時代の流れにたった1人で抗い続けているのが、我らがヴィレッジヴァンガードである。2026年は全10種類の福袋を展開しているヴィレヴァンだが、今年の大本命は『レインボー福袋』なのかもしれない──。

・昔の福袋

10年前まで、つまりこの仕事を始めるまで私は福袋を買ったことが1度も無かった。理由はシンプルで「どうせ売れ残りが入っているんでしょ?」と思っていたからだ。

まあ、厳密には売れ残りであろうと自分にフィットすればいいのだが「福袋 = 在庫処理」だと思っていたし、実際に福袋にはそういう時代もあったのであろう。

前置きはこれくらいにして、ヴィレヴァンの『レインボー福袋』についてである。直球で申し上げると『レインボー福袋』は “あの頃の福袋” であり、おそらく店員さんですら中身を把握し切れていないと思われる。

少なくともそう感じざるを得ないほど『レインボー福袋』の中身は単なるカオス! だって、こんなんが入ってたんだぜ……?


・ヴィレヴァン『レインボー福袋』の中身

・ マイメロディ スウェットセット
・ シナモロールのクッション
・ クロミ アクリルフレーム
・ ポムポムプリン 不織布マスク
・ ステンレスタンブラー ギフトセット

※ 福袋の性質上、中身が違う場合があります。たぶん盛大に違います。


・計算されていないゴミ

ここで説明しておくと『レインボー福袋』は、他のヴィレヴァン福袋と方向性が全く違う。ブラックやゴールド、レッドなどは中身が決まっているが『レインボー福袋』は中身が完全ランダムなのである。

今さら申し上げるまでもなくヴィレヴァン福袋は「ゴミ」として名高い唯一無二の存在。つまりブラックなどが「計算されたゴミ」であることに対し、レインボー福袋は「純粋なゴミ」と言えるだろう。

今は大人気のサンリオアイテムばかりなのに、それでも「ゴミ」だと言い切れるのはなぜか。

写真だと分かりづらいかもしれないが、色褪せたり、破れたり、潰れたりしたパッケージから漂う、倉庫の片隅にありそうな「売れ残り臭」が半端ではないのだ。

おそらくレインボー福袋の中身は「定価で〇〇円くらいまで」くらいしか決まっておらず、あとは店員さんの裁量に任されているのではないだろうか? まさに「ヴィレヴァンアウトレット福袋」と同じパターンだ。

・ギャンブル

結果的に私が引き当てたレインボー福袋は「サンリオ攻め」であったが、全く違う内容のレインボー福袋も余裕であるハズ。日に焼けて色褪せた値札から、諸行無常の響きを感じずにはいられなかった。

とはいえ、逆にサンリオ好きな方がこの福袋を購入していた場合、レインボー福袋は大勝利以外の何物でもなく、それこそが古き良き福袋文化ではないだろうか? 私は目まいを覚えたが、少なくともかつての福袋とはそういうものであった。

当たるも八卦当たらぬも八卦。そんなスリリングな福袋はヴィレヴァン福袋の中でも『レインボー福袋』がぶち抜けている。ズバリ、今年の大本命は『レインボー福袋』で決まりだ。ただし、私は目まいを覚えたが。

参考リンク:ヴィレヴァン福袋2026
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.ⒸCHOCOLATE