2025年11月13日より配信の始まった、ネットフリックス独占配信の時代劇『イクサガミ』。ネトフリ初挑戦の時代劇は大々的な前宣伝が功を奏して、グローバルTOP10で2週目にして1位を獲得。世界を席巻する快挙を遂げた。

私(佐藤)も遅ればせながら観始めたのだが、実はすぐに断念。そのまま観直すのをやめようと思ったが、生成AI「GEMINI」の勧めで再び観始めたところ、なんとか配信分を全部観ることができたのである。これから観る人にお伝えしたいことを記しておこう。

・2話目で挫折

知らない人のためにカンタンにこの作品を説明すると、今作は今村翔吾氏の同名の長編小説を原作に、岡田准一さんが主演を務める時代劇である。明治時代を舞台に、「蠱毒(こどく)」と呼ばれるデスゲームを生き抜く侍たちの物語だ。

キャスティングが豪華で、岡田さんを筆頭に東出昌大・伊藤英明・玉木宏・染谷将太・山田孝之・吉岡里帆・阿部寛・濱田岳・二宮和也など、人気実力ともにトップクラスの俳優陣がこれでもかってほど出演している。

JR新宿駅でも配信開始直前まで、構内に大規模な宣伝スペースを設けていたので、私も通勤時に何度もそのディスプレイを目にしていた。しかしなんとなく観ないままで約1カ月が経過。

ちょうど別の作品を観終わったタイミングで観始めたのだが……。2話目の途中で視聴を中断してしまったのである。


・緊張が途切れる

途中で止めたのにはいくつか訳がある。あまりストーリーに触れない形で説明すると、まずこの作品はとにかく殺陣がスゴイ。武道に精通している岡田さんが、アクションプランナーも務めており、企画段階から携わってクオリティとリアリティを追求したそうだ。

そのこだわりが冒頭から垣間見え、侍たちの激しい鍔迫り合いには引き込まれるものがあった。また、ワンカットの長回しが各所に見られ、計算されたカメラワークも見もの。


……なのだが、その激しい戦いの合間に入る物語の場面が集中力を挫く


人物の背景も緻密に描こうとしているのはわかるが、肝心なところで回想シーンが入って来たりして、戦闘の緊張が途切れることが何度かあった。1話目にも2話目にもそんなシーンが続いたために、私は停止ボタンを押して、ブラウザをそっと閉じたのだった……。



・これからってところで…

これは私だけが感じた印象なのだろうか? 気になって、ネット上で感想をたしかめると、ある程度同様な意見を持つ人もいる。とはいえ、このまま物語を知らずに私のイクサガミは終わっていいのか?

生成AI「GEMINI」に意見を求めると、やはりネット上で同じ感想を持つ人は散見されると教えてくれた上で、「3話目から物語は加速しますよ」みたいなことをほのめかす。


ホンマか? 私はまだ生成AIを信じ切ってはいない。時々いい加減なことをいうからだ。


だが、少し信じてみてもいい。仮にその意見が間違いだとしても、3話を見て終わればいいだけじゃないか。ってことで、再びネトフリを開いて続きから観始めたところ……あ、たしかに物語が進み始めた

どうやら1~2話は前置きで、ここから本格的に「蠱毒」が進み始めるらしい。そのままの勢いで4話・5話と観て、あっと言う間に第1章の最終話(6話)まで観終わってしまった。これからますます勢いがつくところだったのに、次の配信を待たなければいけないなんて……。となったのである。

ということで、これから観始める人にお伝えしたい。1~2話はガマンしてほしい。そこさえ越えれば、あとはトントンと進んでいくので。とにかくこの作品は、物語よりも殺陣を観るエンターテイメントである。そのスピーディーな立ち回りとド派手な演出を楽しんで頂きたい。

はたして、第2章はいつになるのだろうか? そしてネトフリのワーナー買収はこの作品にどんな影響を与えるのだろうか? ネトフリの看板作品として、さらに広く世界に発信されるようになると良いのだが……。


参考リンク:ネットフリックス
執筆:佐藤英典

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