2025年も残すところあと1ヶ月と少し。年末年始のような雰囲気が出てきたと同時に少しずつ寒くなってきた。

こうなると目立って売られるのが暖か系グッズ。ワークマンでもいろんな商品が投入されているのだが、ちょっと気になるのを見つけた。「足湯のようなあたたかさ」と書かれた靴下がそうである。

「足湯のようなあたたかさ」な靴下は一足780円。ワークマンで売られている他の靴下は2〜3足でこの値段が多いから、結構するなぁというのが正直な印象だ。


ただ、そのぶん期待してよさそう。なにせ、この靴下はウールの約2倍吸水発熱機能がある繊維とラクダの糸をブレンドしているそうなのだ。


ラクダって暖かいのかとも気になったので購入。中身を取り出して触ってみたら、しっかりした生地でいかにも暖かそう。滑り止めもついているから自宅でスリッパなど使わない人はありがたいかもしれない。

さて、注目したいのは足を入れてからどうかだが……

裏起毛パイルだから暖かいのは当然として、時間が経つと足が暖かさに包まれているのを実感する。

そして「おっ」と思ったのが、靴下自体が太すぎないところ。靴もサッと履けたし、モコモコするばかりで暖かい靴下とは全然違った。

ここまでだと普通にイイ暖か系靴下。しっかり保温されている感じもするが、コスパはどうなのだろう。ってことで、オカモトの「まるでこたつソックス」と比べてみた。

いまやいろんなところで売られていて、知る人ぞ知る靴下となった「まるでこたつソックス」。ちょい高めながら爆売れしたのは実力の証だと言える。

ちなみに見た目を比べたらこんな感じ。「まるでこたつソックス」の方が膝下くらいまで幅広くカバーしている。


太さ的にはあまり変わらないなか、大きく変わるのが値段である。今回はAmazonで購入して1736円と実にワークマンの倍以上だった。

なお、私は「まるでこたつソックス」を使うのは初めて。そんなに違うものかと疑心暗鬼であったが……

これがオカモト……!


これが「まるでこたつソックス」なのか……!


値段が値段の分ある。なんというか、優しさに包まれている感がスゴい。それから膝下くらいまで暖かいから「まるでこたつ」というのはまさしく。段違いで暖かいからそりゃ売れるワケだ。

技術的なことや詳しい使用感に関しては以前の記事をご覧いただくとして、ここではせっかくなので片足ずつ「足湯のような」と「まるでこたつ」を装備してみた。

しばらく使った率直な感想としては、ぶっちゃけどちらも暖かい。というのも、この日は快晴で気温も高めだったこともあり、どちらの靴下も軽く汗をかいたのだ。

違いとしては気持ちよさ。「まるでこたつ」はところどころに履いていて快適さを感じられた一方、ワークマンは足首上の包まれ方に少しだけキツめな印象を受けた(比べなかったら気にならない程度だが……)。

あとは冬本番の冷えた中で使ってみないと分からないところもあるが、現時点だと780円で似たような暖かさを感じられるのは優秀じゃなかろうか。ともに汗をかいたのは確かだし、もし気になっているのであれば試してみる価値はあるだろう。

参考リンク:Amazonワークマン
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼ワークマンの普通の靴下(右)と比べたら太さが全然違う