みなさーん! ココスの今月のグルメ(2025年10月)『きのこと燻製ベーコンのクリーム包み焼きハンバーグ』は、もう食べましたか? 

ハンバーグのボリュームはたっぷり、きのこは盛りだくさん、さらにはニンニクが効いていて最高だったぞ。あまりに美味しかったので、家でも食べたいと再現を試みたのだが……果たして結果や如何に!? 


・最後の1滴まで食べてしまう

『きのこと燻製ベーコンのクリーム包み焼きハンバーグ(石窯パンorライス付き 税込1419円)』は、とても秋らしい商品だ。ココスと言えばな包み焼きハンバーグで具だくさん。


濃厚なクリームのソースにはきのこの出汁がじわりと染み出し、ニンニクもしっかりでたまらない。ハンバーグにナイフを入れれば、そこから肉汁があふれソースと混じり合い完璧だ。


きのこだけでなくサツマイモも入っていて、これがまた良い働きをしている。ベーコンも入っているため全体的に味が濃い目なのだが、まったりと甘いサツマイモによって、程よく中和されるのだ。このひと皿に、サツマイモはなくてはならない存在と言えるだろう。


この日は石窯パンセットを頼んだこともあり、パンにソースを浸すなどして食べていると、ソースを最後の1滴まで残すことなく食べ終えてしまった。こりゃあ良い。


フェア終了後も、自宅で食べられるようにしておきたい。そう思った記者は、再現に取り組むことにした。


・そこそこ近い? 

なによりのポイントは、ソースだろう。しっかりときのこの出汁を、恐らく生クリームベースのソースに抽出する必要があると考える。

まずは至って普通のハンバーグを作っていく。ひき肉とタマネギパン粉に卵を混ぜて、こねこね。食べやすい大きさに形成したタネをフライパンで焼き、火が通ったところで皿に取り出す。


肉の旨味もソースに移った方が良いかと、油だけサッと拭き取りフライパンは洗わずにバターを落とす。そこでマッシュルームにしめじ、マイタケを炒めてみることにした。


十分に炒めた後、きのこが漬かるくらいの白ワインを投入する。グラグラしてきたところで生クリームを200mlほど注ぎ、コンソメのようなコクもあったような気がするのでキューブを入れる。

ぐつぐつと煮込み、最後にすりおろしたニンニクをたっぷり入れて完成だ。味見をしたところ、そこそこ近付けられているような気がする。


どうやっても旨味が抽出される食材と調味料を使っているからだろう。基本を外さなければ、大きくズレることはなさそうではあるものの、何かもう一押し必要ではありそうだ。

若干不安を覚えながら、ココスに倣ってアルミホイルでこれらを包みレンチンしたサツマイモとベーコンを乗せ、200度で余熱したオーブンに入れる。すべてに火が通っているので、10分程度で良いだろうか。


・ソースはたっぷり目が良いかも

出来上がりを取り出し、恐る恐るアルミホイルを開けてみる。近い感じの香りがするが生クリームの乳化がはじまっていたので、温める時間はもう少し短くて良かったかもしれない。


気になる味はというと……普通に美味しい。きのこのシャキシャキは残ったまま、ギュッと旨味が凝縮されている。オーブンの効果だろう。

ハンバーグの肉感に、ベーコンがプラスされて食べ応えも十分。ソースとの相性も悪くない。そこそこ良いセンを行っていると思うが、しかしちょっと、惜しさもある。

ソースがアルミホイルからこぼれたら嫌だなと控えめに入れてしまったのだが、思い切ってたっぷり入れるべきであったか。本家に比べて、クリーミーさが足りないのだ。

以前カプリチョーザンの『トマトとニンニクのスパゲティ』松屋の『マフェ』の再現を試みた時にも思ったことだが、本家に近づけるのは非常に難しい。

問題は調味料なのか、材料の分量なのか、はたまたそれら全てか。もうひと、ふた工夫で大きく近づくと信じて、10月はココスに通うことが決定した。

参考リンク:ココス 今月のグルメ~10月~
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼きのこをもっとたっぷり使うべきだっただろうか。材料はこんな感じ

▼オーブンの時間も気持ち控え目で良いかも