『ちいかわ』には定期的に、ハチワレが作る料理が出てくる。例えばおじやうどんに、なんかオリジナルケチャップパスタ、しんなり豆苗きのこの里をのせて、などなど。

作り方は簡単そうであるが、美味しいのかどうか謎なものが多い。新作(2025年10月1日のXに登場)は「暗殺者のチャルメラ」らしいが、これまた微妙に味の想像がつかず。試してみるか……。


・いつものチャルメラ登場

『ちいかわ』については今さら説明するまでもない。イラストレーター・ナガノさんによる、X・旧Twitter発の漫画で、2020年より定期的に更新。

人気は高まるばかりで、オリジナルグッズの製作販売はもちろん、各企業とのコラボもとどまるところを知らない。ここまできたらアニメ映画化が待たれるのだが、まだだろうか。

それはさて置き。冒頭に書いたように、超主要キャラであるハチワレはそこそこ頻繁(ひんぱん)に自炊をしている。凝ったものでなく、目の前にあるもので何とかやりくりしているようなメニューが多い。

中でも、チャルメラ(当初ハチワレはチャ “リ” メラであると思っていた)が好きなようで「具なくてもさァ‼ おいしいよねチャリメラって‼」と絶賛している。

今回もそんな、チャルメラを使った料理で「最近考えた食べ方ッ!!」であるのだとか。チャルメラとトマトジュースと、粉チーズだけで完成する『暗殺者のチャルメラ』だ。


・やはり具がなくても美味しいチャルメラ

作り方は例によってとっても簡単! チャルメラの乾麺をトマトジュースと粉末スープを溶かした水で煮て、最後に粉チーズを振りかけて終わりだ。

分量については記載がないのでわからないが、チャルメラの袋には500mlの水を使うと書いてある。トマトジュースと水を合わせて500mlになる、というイメージでやってみよう。


気持ちトマトジュースを多めにして、さっそく煮ていく。すぐできるだろうと思っていたが、トマトジュースが混じっているからか、普段よりも麺が若干ほぐれにくい。時折トングを使い、人力で麺をバラつかせると良いだろう。


漫画の中では、「秘伝のスパイス」をどのタイミングでかけるかについて触れられていなかった。通常のチャルメラと同じように食べる直前が良いかと、粉チーズと一緒に振りかけた。


さて気になる完成形はというと、すごいのできた……。味はがっつり濃い目で、トマトが濃厚。時折香るスパイスと、みるみるうちに汁を吸って食べ応えを増していく麺。

すでに味が整えられた粉末スープやジュースにチーズを使っているので、ガツンとしており、美味しくない訳がない。思わずちいかわのように「チャルメラ…サイコ~(エヘヘ)」と言いたくなるというものだ。


ただ先に書いたように、迅速に食べなければあっという間に麺が汁を吸収してしまうところだけは要注意だ。すりおろしニンニクを足せば、より美味しくなりそうな気もする。


またもや、チャルメラは(それほど)具がなくても美味しいことが証明されてしまった。一時期流行った暗殺者のパスタのように汁が飛び散ることもなく、また手近な材料で作れるので忙しい時にオススメだ。

そんなに料理はしたくない日に「なんとかなれーッ」という気持ちで作るにはちょうど良い『暗殺者のチャルメラ』。ぜひお試しあれ。

参考リンク: x @ngnchiikawa
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

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