北海道スイーツの代表格といえば、小樽に本店を構える「ルタオ」

チーズケーキのイメージが強いが、実は新千歳空港から車で10分ほどの場所に、人気店舗「ドレモルタオ」という場所がある。

広大な敷地にカフェ、ベーカリーなどルタオの魅力が詰まっており、ここでしか買えないパンやスイーツが揃う。

そのなかでも今回注目したいのがパンケーキだ。

というのも、テレビ番組「マツコの知らない世界」にも出演したことのあるパンケーキマニア・なっちゃんLINEで「おすすめ」と太鼓判を押していたからである。

なっちゃんとは実際に会ったことがあるのだが、彼女の熱量は本物。その彼女が推すルタオのパンケーキ、期待せずにはいられない。

・1600坪のカフェ空間でパンケーキに挑む

平日でも混んでいると聞いていたが、オープンから数分でほぼ満席。

席に案内され、メニューを開く。

パンケーキは、ここだけの限定だが、フードも限定が多いらしく、気になるラインナップが並ぶ。

今回は、「ビーフストロガノフチーズ焼き(1551円)」と「北海道産豚肉とチーズのオムライス(1540円)」、そしてパンケーキは定番の「ハニーバター(1324円)」をチョイスした。

待っている間に、店内を改めて見てみる。

木のぬくもりを感じるナチュラルな雰囲気で、外の緑もよく見える。1600坪もの敷地にルタオの魅力がぎっしり詰まっており、パン工房を構えるのはルタオのなかでもここだけだという。

工場見学マニアとしては、パンケーキよりも、内心パン工房が気になって仕方ない……。

・まずはフードから実食

先に運ばれてきたのは「ビーフストロガノフチーズ焼き」

北海道産きたあかりを使用したクリーミーなマッシュポテトとビーフストロガノフのコクで贅沢感溢れる一皿。

アツアツで提供されるので、香りやおいしさがより際立っているのもポイント。

続いて「北海道産豚肉とチーズのオムライス」。

ふわとろ卵にナイフを入れると、シンプルなケチャップライスとチーズが登場。

程よく酸味のあるトマトソースとの相性もいい。そして北海道産豚肉を使用したヒレカツがサクサクジューシーでおいしい!

・40分待ちのパンケーキ、ついに登場

注文から約40分後、ついにお待ちかねのパンケーキが到着。

ふっくらと厚みのあるスフレパンケーキに、削りバターのようなものがたっぷり。

そこへ温かなハニーをかけていく。

見た目からして背徳感がすごいが、それ以上においしそう! 

ナイフを入れると「ふわっ」と音がしそうなくらい柔らかい。

ひと口頬張ると、口の中でスッと消えるような軽やかさ。バターのコクと蜂蜜の甘さがじんわりと広がり、気づけば手が止まらない。

中にはひんやりとしたバニラアイスも隠れており、温かさと冷たさが交互に押し寄せるリッチな仕掛けだ。繊細でありながら食べごたえも十分。

これはパンケーキマニアがすすめるのも納得である。

・キッチンのライブ感も

ちなみに、もうひとつ、ぜひ注目してほしいのが、パンケーキを焼く様子をガラス越しに見られることだ。

生地づくりからじっくりと蒸し焼きにし、最後の盛り付けまでの工程を眺めていると、提供までの時間が待ち時間ではなく、むしろワクワクする演出に変わる。

ここが見えるカウンター席があったら、そこに座りたいくらいだ。

ドレモルタオのパンケーキは、ルタオの代名詞であるチーズケーキに勝るとも劣らない、一度は体験すべき逸品。空港から近いので、旅行の行きや帰りに立ち寄れるのも嬉しいポイントだ。

なお、今回は運よく、待つことなく入れたが、観光客はタイムスケジュールに要注意だ。

次回はベーカリーのパンも試してみたいし、できれば工房見学までさせてもらいたい……。

・今回訪れた店舗の詳細

店名 ドレモルタオ カフェ
住所 北海道千歳市朝日町6丁目1番1号
時間 11:00~17:00(L.O16:30)

参考リンク:ドレモルタオ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

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