新潟のローカルチェーン店、「フレンド」。

主に中越地方の大きな商業施設や駅の中に店舗を構えており、周辺地域では親しまれている存在だ。

有名なメニューは新潟のローカルフード「イタリアン」。筆者もなんとなく「フレンドといったらイタリアン」というイメージを持っていたのだが……

実はイタリアンだけでなく、餃子も定番なんだとか。


・フレンドの餃子

「フレンド 餃子」と検索すると、「イタリアンと並ぶおなじみのメニュー」「長岡市民のソウルフード」などといった言葉が並んでいる。

また、実はこの餃子はイタリアンが登場する前からフレンドで取り扱われていた商品らしい。

今となっては「イタリアンのお店」というイメージが強めだけど、餃子の方が先輩だったんだ……!

そんなことを言われたら、どんな味なのか気になっちゃうじゃないか。ということで、実際に食べて確かめてみることにした。


今回購入したのは、「パーティーぎょうざ」という商品。

30個入りの冷凍餃子で、「にんにくなし」「にんにく入り」「しょうが入り」の3種類のラインナップがある。価格はどれも税込み1000円だ。

記事を執筆した2025年8月14日の時点では、全ての店舗で取り扱いがあるようだった。売り切れになっていない限り、どこでも購入できるのはありがたいな。


今回は定番である「にんにくなし」を購入。袋の裏面に書かれていた作り方に従い、さっそく焼いてみることにした。


完成した餃子がこちら!

全体的にふっくらとしていて、見るからに餡がたっぷり入っていそうだ。


比較のために買ってきた大阪王将の「羽根つき餃子」(12個入り・税抜き198円)を隣に置いてみると……


こんな感じ。フレンドの餃子の「詰まってる感」が半端ないのがお分かりいただけるかと思う。


それではいよいよ味を確かめていこう! 付属のタレをつけて、餃子をかじってみると……


肉だ~~~!!!! 口の中に、ひき肉のジューシーな味がぶわっと広がった。

サイズが大きくてひと口では食べきれず、餡の多さを改めて実感する。


食べている途中で「なんだかシャキシャキした食感が強めだな?」と思ったのだが、それもそのはず。

この餃子には、野菜がとにかく多く使われているのだ。

その数なんと7種類!! 普通の餃子ではなかなか見かけない「長ねぎ」「椎茸」も入っていてびっくりした。


こんなにいろんな野菜が使われているにも関わらず、味も食感もまったくケンカしていない。

何をどう配合しているのかは全く分からないけど、とってもバランスがいいことだけは分かった。


また、ニンニクが入っていないのもフレンドの餃子の特徴だ。風味が少なくて物足りないのでは? と思われるかもしれないが、そんなことは全くない。

確かにニンニク入りの餃子よりも、味がまろやかな感じはする。

しかしこの餃子には約30品目もの食材が使われているそうで、生姜の強い味に頼らなくても飽きない味になっていた。

モチモチの厚い皮に包まれていることもあって、ニンニク入りの餃子とはまた違った満足感を得ることができたぞ。


このあと王将の餃子を食べてみたところ、フレンドの餃子と比べると調味料の味が濃いように感じた。

餃子の味はどれも似たようなものなんじゃないかと思っていたけど、こうやって食べ比べてみると全然違うなぁ……


これは確かに定番メニューになれる味だ。

正直なところ、スーパーやコンビニなどでも手軽に購入できる餃子がなんでこんなに人気なのか疑問だったのだが、皆が食べたくなってしまうのも納得のおいしさだった。


・餃子も是非!!

ちなみに今回購入した「パーティーぎょうざ」はフレンドのオンラインショップでも取り扱われているほか、長岡市のふるさと納税の返礼品にもなっている。

また、店舗では焼きたての餃子をテイクアウトで持ち帰ることもできるぞ。

自分で焼いてもこれだけおいしかったんだから、お店で焼いてもらった餃子なんてもっとおいしいんだろうな。機会があったら、今度食べに行ってみたい。


新潟といえば、お米や海の幸がおいしいことで有名だ。実際、東京に行くとそれらをプッシュしている広告をよく見かける。

だけど、「新潟にはこんなおいしい餃子もあるんです!!!!」と声を大にして叫びたくなった。

もし皆さんが新潟を訪れる機会があったら、是非このフレンドの餃子も味わってみてほしい。そのボリュームとおいしさに、きっと満足できるはずだ。

参考リンク:フレンド楽天市場
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

▼フレンドの「パーティーぎょうざ」の栄養成分表示はこんな感じ

▼王将の餃子もおいしかった