どう考えても勝ち確……! 見つけた瞬間そう思わずにはいられなかった。

なにしろ、視界に飛び込んできたのはトップバリュの「ゴロッと焼豚のガリ旨炒飯」。焼豚と炒飯だけでも十分ウマいのに、そこにガーリックをぶっこんで黒コショウで味付けなんて……いくらなんでも犯罪的すぎるだろ!!

食品産業新聞社によると、「ゴロッと焼豚のガリ旨炒飯」は2025年7月2日からイオン系列店で新しく発売されたとのことだ。


手に取ったらズシリと重く、580gの大容量パワータイプ。それでいながら408円という値段は、物価高の今に嬉しい設定だから興味が湧いた。


でもって、特徴は「粗びき黒コショウと にんにく がくせになるガツンとパンチある旨さ」らしい。まぁこのあたりはありがちな謳い文句ってなところかもしれない。


ただ、原材料などを見ると想定外のワードがあったからすぐさま買い物カゴに投げ入れるしかなかった。そう、なんとこの炒飯……


製造所がニチレイなのだ!


ニチレイといえばギネス記録にもなっている「本格炒め炒飯」。製造がそれだけでも強いのに、焼豚まで扱っているのはチートプレイをしているようなものである。そんな「本格炒め炒飯」から遠くない炒飯だと考えたら……もう勝った!

あとは何がどう違うのか……ってことで「本格炒め炒飯」と食べ比べてみた。もしこれで似たような商品だったら価格破壊。安くてウマい炒飯が爆誕したと言ってもいいだろう。


まずは同じ皿に盛り付けて解凍してみたところ……色味がやや違うかな〜とは思ったものの、同じニチレイ製造とあって結構似ているような気がする。

ニチレイの方から食べてみると、王道にして頂点とでも言いたくなるような仕上がりでやはりウマい。こちらに関してはもはや多くを語る必要もないだろう。

対してイオンはどうだ。口に入れるとニンニクがだいぶ顔を覗かせてくるし、塩っけのパンチ力もあるから「本格炒め炒飯」とはちょっと攻め方が違う。


加えてシャキッとしたネギ、売り文句だった粗びき黒コショウがいい仕事していて好印象。マー油、ねぎ油といった香味油もアクセントになっていてギルティ感をしっかり出せていた。

それでいて、たまごのふっくら具合、焼豚は「本格炒め炒飯」と似ているから食べやすくてウマい。一言で表すなら「万人のニチレイに対し、刺さる人には深く刺さるトップバリュ」ってところだろうか。

個人的にこれはアリ。なんなら……


すぐにおかわりしてしまったからだいぶ好きで、それでもまだ残るから580gの大容量は伊達じゃなかった。コスパ面でも優秀なため、冷凍庫にストックしておけば何かと役に立ってくれるはず。

この夏、暑すぎて外に出たくないなんて時に助けてくれそう。ラーメンと合わせてもいい仕事をしてくれそうな気がするし、気になる人は一度試してみるべし。

参考リンク:トップバリュ食品産業新聞社
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼原材料などはこんな感じ