【すげえ】はじめての『ポケモンジャパンチャンピオンシップス』通称 “PJCS” が思ってたのと全然違った

2025年6月21日と22日の2日間、パシフィコ横浜で『ポケモンジャパンチャンピオンシップス2025』（以下、PJCS）が開催された。

PJCSとはポケモンバトルの日本一を決める公式大会のことで、8月にはアメリカのアナハイムで「ワールドチャンピオンシップス（WCS）」が開催される。

さて、日頃から鬼ほどポケモンGOをプレイしている記者だが、実はPJCSに出かけたことが1度も無い。果たして実際のPJCSはどんな大会なのだろうか？

そもそもポケモンは「集めて」「育てて」「バトルして」「交換する」ことを基本精神とするゲームである。その中の「バトルして」に特化したのが、PJCS及びにWCSというワケだ。

ただし、ポケモンGOでも必要に迫られない限りバトルをしない記者は、これまで「PJCS」に全く興味が湧かなかった。とはいえ今年、知り合いの高校生がPJCSに出場するというので、保護者代わりに横浜行きを決断した次第である。

さて、PJCSはここ数年「ゲーム」「カード」「ポケモンGO」「ポケモンユナイト」の4部門が開催されている。パシフィコ横浜には全国の予選を勝ち抜いてきた各部門の猛者たちが、静かに、だが内なる闘志を秘めつつ集結していた。

で、会場には選手以外の一般観覧者たちも楽しめるような工夫が随所に施されている。もちろん観覧者たちのメインは選手たちの応援であるが、それ以外の時間も暇を持て余すことなく過ごせそうだ。

記者は知り合いの高校生の予選を見守りながら会場をウロついていたのだが、時折「ウオーーーーー！」という歓声が。その声の発信源は……

ポケモンユナイト！

知識不足でお恥ずかしい限りだが、1日を通じてあからさまに盛り上がっていたのは「ポケモンユナイト」であった。4部門の中では最もユーザー数が少ないのかな～、なんて思っていたが、会場の盛り上がりに関してはすごいものがある。

これはポケモン社の人も「いつもユナイトはメチャメチャ盛り上がるんですよ～」と言っていたため、どうやら例年通りの反応らしい。プロチームも参戦しているためか、観覧者がチーム名の入ったタオルを掲げて応援している姿が印象的であった。

とはいえ瞬間最大風速に関しては「ゲーム部門」が最もすさまじい。さすが、元祖。さすが、本家本元。あふれ出さんばかりの観覧者数に関しても「ゲーム部門」がピカイチだったと申し上げていいだろう。

一方「カード部門」に関しては「盛り上がる」とうよりは「じっくり見入っている」という感じだろうか？　もちろん歓声や拍手も起きるのだが、観覧者数の割にキャーキャーした感じはない。むしろ地鳴りのような太い歓声が心に残った。

そして我らが「ポケモンGO部門」はというと……

正直、1番地味だったでござる。

記者はゴリゴリのポケモンGOびいきだから敢えて言うが、観覧者数に関しても「4部門の中で1番少ない」と言わざるを得ない。何も知らない人が会場を見たら「1番盛り上がっていない？」と感じることだろう。

だがしかし、バトル内容自体はマジでアツい！　というか、マジでスゴイ!!　バトル前から始まる極度の頭脳戦と心理戦。1つのミスも許されない重圧の中、両者が繰り出す超絶テクニックの数々。あれ、俺と同じゲームだよね？

もしバトルがつまらないがために盛り上がりに欠けるなら仕方ないが、あの熱戦を目にしてしまうとそういうことではない。ポケモンGOトレーナーの1人として「バトルも何とか盛り上げていかなくては」と強い使命感に駆られた次第だ。

なお、見事優勝に輝いたタナカ選手は「対戦をやり始めるとポケモンの捕獲や交換がより楽しくなると思います。また大会の形式（6-3形式）がゲーム内で出来たらいいですね」と話してくれた。にゃるほど。

いずれにせよ会場の盛り上がりに関しては「ポケモンユナイト」に目を見張り、我らが「ポケモンGO」がイマイチだったのは記者の予想に反していた。俺もレートとか一切関係ないなら、ちょっと始めてみてもいいんだけどな～。

というわけで、PJCS 2025について記者なりの視線でお届けした。あの空間にいた数千人全員がポケモン好きかと思うとグッと来ちゃうよね。8月のアナハイムでは今大会以上の熱戦が繰り広げられるハズだ。

▼ポケカを置くと大きくなる装置。

▼ゲームに参加するともらえるステッカー。

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