生成AIが急速なスピードで進化している。すでに利用している人も多く、そう遠くない将来にはツールとして当たり前に活用される日が来るだろう。私(佐藤)も少しずつ使い始めている。

そこでふと疑問に思ったのだが、生成AIはアレコレ頼まれるのをイヤになったしないのだろうか? AIの気持ちが知りたい! ってことで、生成AI「さとうGPT」になってみたぞ!

~~ ある日の編集部 ~~


中澤「ああ~、困ったなあ。やること多くて1人ではさばき切れないよ。優秀な助手でもいてくれればな~……


中澤「あ、そうだ! 今、流行りの生成AIを使えばいいじゃないか! さっそく呼んでみるか。お~い! 生成AI~~!!


「こんちわ!」


「呼んだかい?」


「オイラは「さとうGPT」だ、よろしくな!」


さとうGPT「アニキ、何でも言ってくれよ。オイラは頼りになるアニキのパートナーさ

中澤「いきなり距離を詰めてくるタイプか。ちょっとウザいな」


中澤「じゃあ、いろいろやんなきゃいけないから手伝ってくれ」


さとうGPT「OK! 任せとけって!」


中澤「まずは、お前の力量を知りたいから、円周率を50桁まで書き出してくれ


さとうGPT「よ~し、やっちゃうぞ! 秒で片付けてやんよ!


……カリカリカリカリ……


さとうGPT「お待たせ、できたよ!」



中澤「…………」


中澤デタラメに数字を並べただけじゃねえか。テキトーやってんじゃね」


クシャクシャクシャ


ポ~イッ!



さとうGPT「他にご用件はございますか?」


中澤「もしかすると、数字に弱いのかもしれんな。じゃあ、地理について教えてほしい


「こんちわ!」


「地理は得意さ! 地理なら拙者に任せてくれよ~!」


「拙者はすなこまGPTと申す! 世界を旅する流浪のGPTでござる!」


すなこまGPT「地理に関することなら、なんでも答えて進ぜよう」

中澤「クセ、強! まあいいや、スリランカの首都を教えてほしい


すなこまGPT「申し受けた。いざ、参る!」 カリカリカリ……。


すなこまGPT「できたよ! 楽勝じゃ」



中澤「……」


中澤「バレねえと思ってウソついてんじゃねえ。スリランカの首都は「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」だ」


ポ~イッ!



すなこまGPT「他にご用件はございますか?」


中澤「もういい、お前らに知識を求めた俺がバカだった。じゃあ、描画はいけるだろ。絵を描いてよ


「こんちわ!」


「絵なら吾輩にまかせろ!」


はとりGPT「描画のスペシャリスト、はとりGPTとは吾輩のことである!」


中澤「今度は大丈夫か? 期待しているぞ。じゃあ、聖闘士星矢をレンブラント風に描いてくれ


はとりGPT「よ~し、任せろ。そんなのお茶の子さいさいだ」


はとりGPT「聖闘士星矢は「龍星座の紫龍」(ドラゴンのシリュウ)が好きだったんだよねえ」 カリカリカリカリ……。


はとりGPT「できたよ! 完ぺきだ!」



中澤「……」


中澤「ほかの2つのGPTよりだいぶまともではあるけど、俺の要求を満たしているとは到底言えない。星矢って言ってるのに、自分の好みで紫龍を描くとは。話にならんな」


ポ~イッ!




さとうGPT・はとりGPT・すなこまGPT「他にご用件はございますか?」


さとうGPT「っていうか、お前ら使えなさすぎじゃない?」

すなこまGPT「お主に言われる筋合いはなかろう」

はとりGPT「吾輩は優秀だぞ、貴様らより結果出してるし」


さとうGPT「うるせえ! お前らGPT3兄弟の面汚しだろうが!」

すなこまGPT「何をぬかすか! そこに直れ!」

はとりGPT「勝手に3兄弟とかでくくるな! 貴様らと一緒にすんな!」


中澤「あわわわわ……、ケンカ始めちゃったよ、マジかよ、GPT3兄弟!?


中澤「地獄絵図とはこのことだ、これどうしたらいんだよ……


中澤「そうだ! ChatGPT」に聞いてみよう!」


プロンプト「GPT同士がケンカしてるんですけど、ケンカの止め方を教えてください」

CahtGPTの回答GPT同士がケンカしていると言っているのは、ちょっと面白い状況ですね! それが比喩的な意味で、AIやシステムが意見の違いを食いしているような場合、解決方法としては以下のアプローチが考えられます:

1.整理する 不快や不正確な情報が原因でケンカなったことも提供し問題を解消しましょう。: それぞれの意見を丁寧に整理し、どちらが正しいのかを客観的に見てみることが重要です。例えば、知覚や不正確な情報が原因でケンカになったこともあるので、正しい情報を提供して問題を解消しましょう。

2.理解する 考えを求めるの立場をよく見る、共通ましょ。同様に、どちらも「最適な結果を出す」持っを認識することで、対話が容易に進むようになる: もし意見が異なる場合、それぞれの立場を考え、共通点を見つけるようにしましょう。 同様に、どちらも「最適な結果を出す」という目標を持っていることを認識することで、対話を進めやすくなります。

3.中立的な立場を取る 自分が第三者の立場とりあえずどちらの意見にも耳を傾け、問題解決をサポートするように:自分の第三者の立場に立って、どちらの意見にも耳を傾け、問題解決をサポートします。

もし例ではなく、本当にAIが「ケンカ」しているという状況があれば、それはシステム問題や設定ミスが原因かもしれません。その場合は、開発者や管理者に報告して、調整してもらうのがベストです。

ケンカの内容に関して具体的な例があれば、もっと詳しくアドバイスできます!」(原文まま)


さとうGPT・すなこまGPT・はとりGPT「オラ! コラ! ンダラ!」


中澤「ChatGPTも言ってることがところどころおかしいし……。生成AIはもうコリゴリだ~!


がんばれせいじ君 「生成AIで大ピンチ!? の巻」完


参考リンク:ChatGPT
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24