「ウマ娘 プリティーダービー（ウマ娘）」のコンテンツ自体は追っている。ソシャゲも毎日ログインはし続けているし、ウマ娘がきっかけで見るようになった競馬も、ビッグなレースではそれなりに。

ただその……ソシャゲ版は育成の時間的な負担が非常にキツく、しかし手を抜くと煮詰まってる感ある他のユーザーのウマ娘に勝てない。それならいっそ……と、完全にログボ勢に転落してしまった。

しかしグランアレグリア（CV：夏目妃菜）が3月11日12時に実装ということで、半年……もしかしたらそれ以上ぶりくらいに育成復帰してみることに。

・信じた結果

なぜグランアレグリアで復帰する気になったのか？　話は2021年に遡る。そう、2月末に「ウマ娘 プリティーダービー」がリリースされた年だ。

ウマ娘のストーリーは激アツで、リアル競馬にも興味を持った私は、2021年4月4日に初めて馬券を買ってみることに。

しかし、競馬初心者の私には何もわからない。Twitter（当時）を見ると、TV番組のスクショっぽい「G1はルメールを買え」みたいな画像が流れてきた。

そうか、ルメールが強いのか。1日に沢山レースをやるようだが、今日のビッグなレースは……「大阪杯」だな。ルメールが乗るのはグランアレグリアか。

ウマ娘前に知っていた馬がディープインパクトのみな私には、グランアレグリアの情報が皆無。買う以上は、戦績を見ないとな。netkeibaを見ると……すげぇ、1着ばっかじゃねぇか!!

しかしよく見ると1600m以下でしか勝っていない。だからマイルの覇者みたいな感じなのか。

ところで大阪杯って何メートルだ？　ふぅん、2000メートル。競馬って、距離変わっても勝てるのか……？　公式会見によると、グランアレグリアは気づいていないので頑張れるらしい。

まあ馬からすれば走らされるまでわからんわな。1マイルでは最強格っぽいし、本人が気づかなければ1.25マイルもやれる説ある？　理論は分からなくもない。

ようし、ルメールと1.25マイルを信じてグランアレグリアにブッこむぞ!!!

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結果はご存じ4着。これが私のリアル競馬デビュー戦。まあ、いい勉強代だった。1.25マイル説はやっぱ厳しいって。

重馬場だったのもあると思うが。しかしレイパパレもモズベッロも凄かった。あの日、あの2頭には馬場や天候が変わっても勝てない気がする。

そういうわけでよく覚えているグランアレグリア。ところで、ソシャゲのウマ娘から競馬を始めた層にとって、リアルで活躍を見たことがある育成可能キャラは、グランアレグリアが初だろう。

私のようにグランアレグリアで馬券デビューをキメたウマ娘プレーヤーは、一定数いると確信している。

なお、初の勝ち馬券も、翌月のヴィクトリアマイルでのグランアレグリアだった。秋の天皇賞では、大阪杯の教訓から、単勝や馬連からは外すなど、初めて経験から自分なりに展開を考えた買い方をした。奇しくもこの馬には様々な初体験を奪われていたもよう。

・育成

初の知ってる馬のウマ娘。それに4周年のアプデが好評っぽい。そういうわけで、久しぶりにやってみようとなったのだ。

性能を見ると、固有スキルがすごく前に出るタイプで強い。そして進化スキルもすごく加速ですごくすごい。ぶっ壊れじゃねぇか……！　これは本人が強いし、継承も悪くないと思われる。

1.25マイル（中距離）は適正Cだが、彼女不在でやるマイルのチャンピオンズミーティング（チャンミ）は厳しいものになるのではないか。

引けたら因子周回頑張って本格復帰もあるか？　爆死したらそれまでだが……。

90連はギリセーフだろ。グランアレグリアがウマ娘をやれと言っている。

・オートが神

さて、「大豊食祭」辺りで面倒に（「ウマすぎ！ グルメパレード」は最も可愛いシナリオ楽曲だと思うが）なり、「メカウマ娘」を数えるほどしか触れていない私は、4周年で始まった「The Twinkle Legends」もそんなにやるつもりはなかった。

しかしウマ娘は常に新しいシナリオで育成しなければ、強さ的についていけない傾向がある。本育成の前にまず因子周回からだ。

とりあえず手持ちの旧世代なオグリキャップ、メジロドーベル、ナリタブライアンあたりを親にグランアレグリア、ニシノフラワー、メジロライアンあたりを育て、それを親に因子用オグリキャップ、メジロドーベル、ナリタブライアンを更新し、それらを親にニシノフラワーとメジロライアンを育て、それらを親に出走用のグランアレグリアを数パターン育ててルームマッチで予行演習するか。

やっぱ面倒じゃんね。だからログボ勢になったわけで……おや、この「おまかせ」ってのが、噂のオートモードかい？

なるほど。優先度高めなスキルも指定できるのか。よくできている。ただ、どのスキルを本当に設定する必要があるのかは、調査する必要がありそう。設定せずとも勝手にとれるものもあるだろうし、枠を無駄にしてしまうのは勿体ない。

なんにせよ因子周回は試行回数が勝負。放置でそれなりな結果に仕上がるのは革命的だ！　ウマ娘の最もしんどい部分が緩和されている。これならやれるぞ。

チャンミ出走用の本育成は自らやる必要があるが、ぶっちゃけ因子周回が育成時間の8割くらいを占めると感じている。負担が大幅減されたのは素晴らしいことだ。私も次のチャンミは久しぶりにやろうと思う。

執筆：江川資具
Screenshots：©Cygames,Inc.