「ざんまい」と聞いたら思い浮かぶのは、つきじ喜代村「すしざんまい」。一時期、マグロの初競りで高額落札を連発していたこともあって、その名前を連想する人は多いのではないだろうか。

個人的にも すしざんまい の寿司は大好き。たまに贅沢して「ざんまい」してしまうのだが、ちょっと変わった店を見つけたので入ってみた。その名もなんと「鳥ざんまい」……!!

・すしざんまいとは別会社

「鳥ざんまい」を見つけたのは福岡の天神・新天町。ちなみに天神は博多と並ぶ中心街だ。


調べてみると「鳥ざんまい」は大分の「めいじんグループ」が手がけるブランドで、寿司やしゃぶしゃぶ、さらには温泉などまで幅広く展開しているうちの1つだった。もちろん、あのすしざんまいとは別会社。


外観から察するにコレはTHE居酒屋。お通し、席料、突き出しなしらしいから、このあたり消費者にとっては嬉しいポイントだろう。


他には60分1000円からの飲み放題(条件あり)などのメニューもある。今回はソロだったので普通に注文したが、数人でサクッと酒を飲むならこっちの方がお得かもしれない。

・鳥ざんまいしてみた

さて、せっかく見つけたのも何かの縁。鳥ざんまいで “ざんまい” してみよう。

大分の地魚と炭火焼き鳥がメインどころとのことだから、まずはそうだなぁ……


どう考えても生中(630円)から入る選択肢しかないだろう。


そして「とりあえず」と言っちゃなんだが、人気NO1と書かれていた「鶏ももの炭火焼(780円)」とNO2の「串盛り10本(1700円)」を注文してみた。


先に串盛りからいただいてみる。鳥を推しながら豚バラ、明太子を普通に入れてるあたりが九州らしい。

味付けはおまかせなようで塩なら程よい塩っけ、タレもビールが進む味。串自体はぶっ飛ぶほどウマいってほどではないけど、水準は満たしていると言える。

・NO1の実力は?

続いては鶏ももの炭火焼。ゴロゴロと入っていて、さすがはNO1といった貫禄が漂う。

んで、私は鶏ももの炭火焼きに柚子胡椒がついてて欲しいタイプなのだが……


よぉし……!


柚子胡椒があることで味がギュッと引き締まるのがまたよき。このあたり大分のグループといった感じもする。

なお、炭火焼きとしては串同様にべらぼうにウマいというワケじゃないが、安心して食べられた。全体的な印象としては、リーズナブル(とり皮100円!)で良心的なお店ってなところだ。

どうせなら魚も楽しみたいなぁ……とも思ったのだが、今回串10本と炭火焼きを食べてビールを飲んだらお腹パンパン。よって、このへんでギブとさせてもらった。

てなワケで、「鳥ざんまい」はコスパのいいチェーン焼き鳥的な感じであった。鳥をざんまいできるのは当然として、メニューには「だしまき玉子」「馬刺し赤身」「もつ鍋」なども推されていた(2024年11月時点)から、さらに幅広く楽しむこともできそうだ。

・今回ご紹介した店舗の詳細

店名 鳥ざんまい 新天町店
住所 福岡市中央区天神2-7-245 新天町南通り(サザン通り側入口)
営業時間 【平日】 17:00~24:00(L.O. 23:00)、【土日祝】15:00~24:00(L.O. 23:00)

参考リンク:鳥ざんまい
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼コース料理もあるもよう

▼とり皮はなんと100円!