皆さん、ふるさと納税の「ワンストップ特例申請」はもうお済みですか? 本日1月10日が申し込み期限となっているのでお気を付けくださいね。間に合わなかったら確定申告しないといけない……
と思ったら自分が忘れてたァァァアア!
ネタではなく本気で忘れていたが、オンライン申請なら今からでもまだ間に合うぞ。急いでQRコードを読み取らなくては! しかしここで、最悪な偶然が重なってしまう。これは詰んだかもしれない……。
・今日が締め切り
忙しさにかまけて後回しにしていたら、期限当日が来てしまったワンストップ特例申請。危なく心臓が止まりかけたが、まだだ。まだ慌てるような時間じゃない。
オンライン申請の期限は、1月10日の23時59分までなのである。つまり日付が変わるまでに申請すればOKということ。というワケで、申請書のQRコードを読み込み……
リンク先のサイトから、マイナンバーカードをスマホで読み取れば申請完了……と思いきや。ここで異変が起こった。
え!?
「マイナンバーカードの電子証明書が『有効期限切れ』または『失効』している可能性があります」……だと?
・最悪な偶然
予想外の展開で頭が真っ白になったが、次の瞬間、私(あひるねこ)はすべてを思い出した。そうだ、そういえばだいぶ前に市から書類が届いていたような……。
なんでもマイナンバーカードに搭載されている電子証明書の有効期限が近付いているとかで、2024年の誕生日までに住んでいる市区町村の窓口にて更新手続きが必要とのこと。なんてこったい\(^o^)/
もちろん手続きを忘れていた私が完全に悪いが、それを今言うかね? こっちは一刻も早くワンストップ特例を申請したいというのに……。するとここで、サイトから神の如き提案が。
「大丈夫! 電子証明書が有効期限切れでも、『アップロード申請』で申請可能だよ!!」
・これぞ神対応
なななんと、マイナンバーカード及び顔写真の撮影を行うことで、ワンストップ特例申請がオンラインで可能だというのだ! マジかよ助かるゥゥゥゥゥゥウウウ!!
まずは個人番号をスマホに手入力し……
マイナンバーカードの表裏を撮影。
最後に顔写真を自撮りすれば……
申請完了! うおおおおおおお!!
……しかし、これで終わらないのがオンライン申請の厄介なところである。
・無慈悲なトラップ
今しがた申請に利用したのは『自治体マイページ』というサービスだが、自治体によっては『自治体マイページ』に対応しておらず、別にアプリをインストールする必要があるのだ。詳しくは去年の記事をご覧いただきたい。
今回、私が寄附した4つの自治体のうち、『自治体マイページ』に対応しているのは2つ。あとの2つは『IAM<アイアム>』というアプリを使って、『ふるまど』というサービスから申請しないといけないらしい。
やれやれ、また同じ作業を繰り返すのか……と思いきや、ここでまさかの事態が発生する。先ほどと同様にマイナンバーカードを読み込んだところ……
ふるまど「このカードは期限切れですね!」
ふるまど「じゃあ無理です!」
ほ、ほんげェェェェェェエエエエ! こっちは「アップロード申請」的な救済措置がないのかよ!! なんでサービスによって対応がバラバラなんだよ! そこは統一してくれよ!!
一度安心させておいてから、再び絶望に叩き落とすという悪役の鏡のような所業であるが、真の悪は更新を忘れていた私である。こうなったらもう残る手は一つだ。すべての予定を変更し……
市役所に駆け込むしかない。
・助けてくれ
ド平日なのでなかなか厳しかったが、これで心置きなくオンライン申請ができるというもの。期限までまだ時間はある。私は完全に安心しきっていた。
ところが……!
すべての手続きを終えた後、担当の男性がカードを返却しながら笑顔でこう言ったのだ。
「電子証明書は24時間後に使えるようになります!」
えええええええええ! 24時間後っすかァァァァァァアアアア!? 手続きをしたのが9日の夕方なので、24時間後でもオンライン申請ならまだ間に合うが……これはかなりギリギリである。
・後回しはダメ絶対
よってこの記事を書いている現在、私はまだオンライン申請を完了できていない。もし10日の時点で電子証明書の有効期限が切れているという人は、残念ながら今から窓口に行っても無駄なので確定申告してください。
今回は大丈夫だったという人も、来年以降のために覚えておいた方がいいだろう。皆さんはくれぐれも私のようにはならないでくださいね。
参考リンク:自治体マイページ、ふるまど、IAM<アイアム>
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.