Ank Rouge(アンクルージュ)のお洋服は20代前後の、俗にいう「病み系」とか「地雷系」の女の子がメイン購買層である。だからといってそれ以外の層が着ちゃいけないなんてことは断じてないが、まぁ、ちょっとためらっちゃいますよね……ってのが本音。
そんな私にとって、福袋シーズンは “仕事のフリしてアンクルージュのお洋服を着れる年に一度のごほうび” である。今日はスペシャルゲストもお呼びしているので、年齢とか属性とか関係なく、み〜んなでアンクルージュを開封してみちゃおう!
・とんでもないかもしんない
2025年のアンクルージュ福袋(税込1万7600円)はバニティバッグとジャガードワンピースだけ確定(どちらもカラーはランダム)、残る6点は全てランダムというワクワク仕様である。3、2、1……ドーーーン!!!!
・バニティバッグ(黒)
・ジャガードワンピース(黒)
・チェックのキャミワンピ(青)
・チェックのミニスカート(青)
・ポケットが印象的なミニスカート(ピンク)
・ヘソが出るキャミソール(白)
・ヘソ以外にも色々出るトレーナー(ピンク)
・首かけネームホルダー
未だかつてない大ピンチの予感……!
・ † Gothic Angel †
「ヘソを出さずに着られるアウターがワンピースしかない」という無理難題を提示してきたアンクルージュサイド。さすがにアラフォー女性のヘソ出し画像は誰も得しないので、いったんキャミワンピにトレーナーを合わせる作戦でいってみようか。
いや、ダメだろこれは。
なおワンピース胸元には「 † Gothic Angel † 」の文字が刺繍されていた。誰が漆黒の堕天使やねん。
こうなってはジャガードワンピースをトップスとしてフル活用する以外に方法がない。私がジャガードワンピースを単品で着用するとケツが出たので、どのみちこうするしかなかった説もある。着る人間を選ぶぜ、今年のアンクルージュは。
とかモタモタやってたら……
???「きみ。少しは急いだらどうだ、え?」
巨匠・中澤!!!!!!
・1年ぶり降臨
巨匠・中澤をご存知ない方のために説明しておくと、彼は世界を股にかける凄腕カメラマン。以前は記事にちょくちょく出演していたが、需要の低下により最近は年に1度しか登場しない。ほとんどの読者に忘れられていることで知られる。
露骨に不機嫌になっていく巨匠・中澤……どうやらケツカッチンらしい。怒らせる前にさっさと撮影してしまおう。
巨匠、よろしくお願いします!!!!
巨匠「じゃ、そこのゴミ袋を持ってみようか」
パシャー!
おお……さすがは世界を股にかける男。ゴミが溢れて地獄の様相を呈していた編集部が一気に華やいだ気がする。
巨匠「次はそこにいる男性に絡んでみようか」
私「こうですか?」
巨匠「違う!」
巨匠「もっとこう、挑発する目つきで来なさい」
パシャー!
パシャー!
パシャシャー!
・匠の技
今回、巨匠が掲げたテーマは「正月の天使」。 † Gothic Angel † と妙な一致をみせたのは偶然か、それとも世界を股にかける男のなせる技なのだろうか。
巨匠「きみ、副編集長のデスクに座ってみちゃいなさい」
パシャー!
巨匠「思い切って編集長のデスクにも座ってみちゃいなさい。編集長の歯ブラシを持って…………ってオオオォォォイ!!!!!!!」
巨匠「違うだろォ!! もっと艶っぽく来るんだよ!!!」
巨匠「大丈夫、責任は私が取る」
巨匠「もっと来いよォォォオオオオ!!!!!!!」
巨匠「次はイカのぬいぐるみと絡んでみようか。ぬいぐるみを本物のイカに見せてこそプロのモデル…………ってバカ野郎ォォォォオオオオ!!!!!」
巨匠「違うだろ!!! こうやるんだよ!!!」
パシャー!
巨匠「貞子みたいに来い!!! レンズ突き破る勢いで!!!」
私「こうですか、巨匠」
(スッテン! ゴチーン!)私「アーーーーーッ!!!!」
パシャー!!!!!
そんなこんなで撮影はどうにか終わり、巨匠は再び世界のどこかへ旅立っていった。だんだんアンクルージュとか関係なくなってきたが、一応お伝えしておくと今年のアンクルージュ福袋は例年と比べて若干難易度が高かったように思う。来年はヘソが出ない服がたくさん入っていますように……。
参考リンク:Ank Rouge
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
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