もう年の瀬も年の瀬。スーパーでは年越しそば用の海老天が山積みになっているが、皆様はもう年越しそば用の蕎麦は用意したであろうか?

もしもまだなら。そして、もしも生蕎麦ではなく干し蕎麦派なら……。以下に説明する4つのメーカーなら「間違いない!」と断言したい。

・干しそば評論家推薦のメーカー

選者は、これまで269種類の干し蕎麦を食べてきた「干しそば評論家」の私(羽鳥)である。自信を持ってオススメできるメーカーは以下の4社!


その1「奈良屋」

もしも運良くスーパーや百貨店、あるいはセレクトショップに奈良屋(福島県)の干し蕎麦があったらラッキーだ。奈良屋といえば「二八(にはち)」であり、さらに太さの違う「乱切り」が得意技。いずれにしても「奈良屋の二八そば」を選べば間違いはない。


その2「山本食品(山本かじの)」

こちらは上記の奈良屋さんよりも入手しやすいはず。そばどころ長野県の星、それが山本食品である。山本食品といえば「十割(じゅうわり)」。蕎麦湯もバッチリ楽しめる山本の十割は絶対に間違いがない鉄板の干し蕎麦と言える。「山本の十割」なら買いだ。


その3「本田商店」

日本三大蕎麦のひとつが島根県の「出雲そば」。そんな島根ナンバーワン蕎麦メーカーといえば本田商店において他にない。 なにせ当連載の登場は7回にして、現時点でベスト5が1つ、松(文句なしの外)が4つ、竹(外)が2つと、1つもハズレがないのである。


その4「新得物産」

北海道の新得物産もまた “一度も外していない優等生” だ。当連載への登場は5回にして、殿堂入りが1つ、松(文句なしの外)が4つと、ハズレなしのミスターパーフェクトなメーカー。5割の更科も良しだし、八割そばも完成度が非常に高い。見つけたら買い。



その他にもオススメのメーカーは山ほどあるが、商品によって当たり外れがあるため、「絶対に間違いがない」のは上記の4社かと思われる。


商品そのもののオススメとしては、昨年書いた「約200種類の干し蕎麦を食べた男が選ぶ “干しそばベスト9”」を参考にしていただければ幸いだ。


また、実際に年越しそばを作る際は、過去記事「まるでお店のような年越しそばを家で簡単に作るコツ3つ」を読んでから作ると完成度が段違いなはず。


それではみなさま、よき年越しそばを。そして、良いお年を。来年もまた、連載「家そば放浪記」をよろしくお願いいたします。


執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

▼年越しそばといえば、天ぷら蕎麦と、にしん蕎麦。以下のリンクにある「コツ」の記事を読んだら、こんな感じに仕上がるぞ