株式会社eatopia(イートピア)ホールディングスは2024年12月3日、商業施設深川ギャザリアに「ザ・ビフテキ」の2号店をオープンした。ザ・ビフテキ? どっかで聞いたことのある名前だな。そもそも、イートピアって名前にも聞き覚えがあるような~……。
調べたところ、聞き覚えがあって当然だった! イートピアは「ロピア」を中核とする株式会社OICのグループ会社だったのである。そしてザ・ビフテキは、千葉県印西市にロピアに併設する同名のステーキ専門店があり、私(佐藤)も1度訪ねている。
紹介するお店は、同じ名前の別店舗で川崎に次ぐ2店舗目。実際に行ってみたところ、「スマッシュバーグ」が意外と斬新だった。これはなかなかの発明かもよ!?
・ロピアの肉を食える印西店
印西市のザ・ビフテキはとってもいい店だったんだよなあ。イートインのメインは立ち食いだけど、ロピアで売ってる肉をその場で焼いてくれて、サクっと肉を食うのにちょうどいい。
2023年9月当時、ビフテキスモール(200g)が700円、ライスとスープは別売りだけど、それぞれ100円だから900円で満足の行く食事ができたんだよねえ。あの形で店舗展開して欲しいとひそかに願っていた。
・ビフテキ!
江東区の深川ギャザリアにも出来たとの情報を得て、期待に胸を膨らませながら現地に到着。
同じスタイルなら大歓迎だけど、ロピア併設店じゃないから違うスタイルかもなあ。お店のある建物の2階に上がってみると、「ビフテキ」ってデカい暖簾が掲げられている。
おお~! なんかテンション高そうな店やないかい!
実際店舗スタッフのモチベーションは高く、繁盛してるラーメン店のごとく、元気な声がアチコチから聞こえてくる。こりゃ楽しみだ。
・メニュー写真と実物
入店すると、店内の半分はカウンター席。もう半分はテーブル席といった感じ。立ち食いではなく全席に椅子がある。印西店は立ち席で卓上に鉄板が敷かれていたけど、こちらは普通のテーブルである。
メニューを見ると、ほとんどがライス・スープ付きの定食スタイルだ。
メインはビフテキ、おすすめがトンテキ。さらには鶏肉のチキテキもある。見慣れないものとしては、スマッシュバーグってのがある。メニューに詳細な説明が記されていないけど、ハンバーグと考えて間違いないだろう。
スマッシュバーグが食べてみたいけど、ビフテキも捨てがたいよな。どっちにしよう……。そんな私のような優柔不断が来ることを見越していたかのように、両方乗った「ビフスマ定食」(税込1639円)を発見! これがいい、これにしよう~。
少しして出てきたのがこちらです。
早速ですが、一言いわせて頂いていいですか?
ハンバーグは良いとして、肉がずいぶん違うような……。 メニュー写真のようなシズル感が出ていないように感じる。実物の方は量がやや少ない気もするしな。
まあ、メニューにグラム表記がなかったので、正確な肉の量はわからないけど、メニュー写真は少し盛っておられる気がせんでもないな、うん。
しかしながら、焼き加減はバッチリ。中にほど良く赤身が残りミディアムレアといったところかな。国産か外国産か、それだけでもメニューに書いてくれると、なお親切だと思う。
提供時についてくるオリジナルソースは、にんにくを利かせたパンチのあるテイスト。これにつけて食べると、フツフツとエネルギーがみなぎってくるようだ。卓上に醤油ベースのソースもあるけど、オリジナルソースだけで十分に美味しく頂ける。
そして気になっていたスマッシュバーグ。これは挽肉を片面カリカリに焼き上げたハンバーグだな。
一般的にハンバーグはふっくら焼き上げて、中から肉汁があふれる方が良いとされる向きがある。けど、ここのはふっくらしてない。肉汁もあふれない。
それでいい。なぜなら、焼き上げるのが難しくないので、店の味にムラが生まれにくい。お店的に味が均一になってやりやすいはず。そもそも、味だって悪くない。むしろカリカリが好ましいと感じる。
また、潰したハンバーグを「スマッシュ」と名付けるところもセンスを感じる。ハンバーグのセオリーを覆す、ある意味「発明」と言っていいかも。
最後は肉をオンザライスして、サクっと定食を平らげた。印西店のスタイルなら、間違いなく「また行きたい!」ってなるけど、ここのスタイルなら「機会があれば」ってところかなあ。
めちゃくちゃ良いってわけでも、悪いってわけでもない印象だったので、さらなるメニュー開発に期待したいところ。それにしても、ロピアグループは外食にも力を入れ始めているので、今後さらに他業種にも進出してくるのでは。とにかく安くて美味い店に期待してるぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ザ・ビフテキ 深川ギャザリア店
住所 東京都江東区木場1-5-10 深川ギャザリア プラザ棟2階
時間 11:00~22:00
参考リンク:PRTIMES、eatopiaホールディングス
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24