※当記事は2024年5月27日に公開された記事で若干のチューニング、編集をほどこして再掲しています。


以前お伝えした無印良品の『炭酸にも使える保冷ボトル』と、タイガー魔法瓶の『真空断熱炭酸ボトル』はそれぞれ炭酸飲料に対応しており、なんとアルコールも可。まさに魔法のボトルだが、買うならどちらがいいのだろうか?

そこで今回は検証のため、両ボトルにビールを入れて出社。これまでの検証同様、会社で一杯やってみることにした。性能が優れているのは果たして……?

・出社前、自宅にて

「炭酸ガス抜き機構」や「安全弁」を採用することで、炭酸飲料の長時間保冷が可能になったタイガー『真空断熱炭酸ボトル』。

一方、無印『炭酸にも使える保冷ボトル』は、炭酸が抜けにくい内面ミラー加工&真空二重構造になっている。各ボトルの詳細については該当の記事をご覧あれ。


それではボトルに缶ビールを注いでいこう。ただし! ドボドボと注ぐと泡が立ちすぎて、しばらくフタが閉められなくなるので注意。静かに入れてくれ。


注ぎやすさに関しては両者互角といったところか。準備ができたら……


よし、行ってきます!



──約4時間後


・会社にて

はい、現場のあひるねこです。私はいま会社におります。ビールを入れて4時間ほどが経過しましたので、まだお昼過ぎではございますが、いつも通りそろそろ始めていこうと思います。 ではでは乾杯~~~~~! しかし、次の瞬間だった。


あ──。

・問題発生

そう、会社で飲酒検証3回目にして、ついに斜め前に座っている上司・GO羽鳥と目が合ってしまったのだ。アカン! さすがに怒られる!! これは企画の強制終了もやむなし……と思いきや。


この表情である。

・まさかのGOサイン

無言で頷き、そのまま仕事へと戻っていく羽鳥。隣で部下が酒盛りを始めようとしているのにである。そういえば前回の記事を読んだ羽鳥は、Xにこうポストしていた。


「そうだったのか。
でも全然OKだ。
ちなみにこの日の俺の水筒は、『氷入れまくりのキンキン100%リンゴジュース』だったぞ」


──聖母か何かなのか。もはやSEIBO羽鳥。こんな慈愛に満ちた上司がこの国に何人いるだろう? 水筒の中身を開示した理由はガチで謎だが、これで公式に会社で酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ~。



・検証開始(乾杯)

というワケでまずは、無印のボトルをプシュッ!


カップに注ぎます。


すぐさまタイガーボトルもプシュッ!


こちらもカップに注いでいく。


どちらも勢いよく注いだのだが、泡はほぼ立たず。無印の方がわずかに泡立ちがいいかもしれない。

それでは実際に飲んでみよう。4時間経ってもウマさがキープされているのはどっちか!?


……ところが、驚くことに一口飲んだ時点で勝敗が決定してしまった。というより、カップを持った時点でハッキリ違った。そう、タイガーボトルの方が明らかに冷えているのだ。



・勝負あり

別に無印ボトルがぬるいワケではないのだが、温度キープに関してはタイガーの完全勝利だろう。では味の方はどうかというと……


正直言って、これもタイガーがぶっちぎっている。どちらもすでに微炭酸になってはいるものの、無印のビールが少々気の抜けた味わいになっているのに対し、タイガーのビールはフレッシュさを保っている。


喉にガツンとくることはないにせよ、4時間経ってもビールの風味がそこまで失われていないのはスゴイ。たまらずボトルから直で流し込んでしまった。会社で飲むビール最高ォォォォオオオオ!!

・買うならどっち?

値段は無印ボトルが税込2990円、タイガーボトルが税込6000円(購入当時)だったので、性能に差があるのは当然と言えば当然なのだが……改めてAmazon(アマゾン)を確認してみたところ、衝撃の事実が発覚した。

2024年11月現在、タイガー『真空断熱炭酸ボトル』(500ml)の価格は、まさかの……


税込3009円……!



マジかよ! ほぼ半額になってる!! だったら無印には悪いが、タイガーボトル一択である。タイガーの方がパーツ数が多いので、洗う手間は無印の方が少ないという点を考慮しても、タイガーの圧勝としか言いようがないだろう。

会社に秘密裏にアルコールを持ち込む際の参考になれば幸いだ。

参考リンク:タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル(Amazon楽天市場)、タイガー魔法瓶無印良品
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.