来年の話をすると鬼が笑うというけれど、すでに2025年の福袋が販売されているのが松屋、そして吉野家である。注文したらすぐに届くので、例年、ロケットニュース24の福袋特集のトップバッターになることが多いこの2つ。しかし、何年も購入していると福袋の方向性が違うことに気づいた。
とにかく冷凍食品を詰め込んだ松屋に対し、吉野家はグッズ重視。金文字丼や茶碗など、吉野家デザインの食器が入ってるのが嬉しい。ただ、福箱2025の内容を見てみたところ……
・先着で超小盛丼
その食器は超小盛丼で、入ってるのではなく先着3000名様にプレゼント形式だった。一応干支である巳の文字が入ってるけど、内容としては2024年と同じと言って差し支えないだろう。
しかも、1番安い「梅セット(税込3996円)」は発売開始の11月13日から1週間経ってないのにすでに売り切れている。残ってるのは「竹セット(税込5940円)」と「松セット(税込8100円)」だ。
・実用性
去年は、唯一食器が同封された辰セットで有田焼の茶碗を手に入れた私。ぶっちゃけ、茶碗よりも小さい超小盛丼にあまり実用性を感じなかったので、その超小盛丼のために5940円の福箱を買うというのも「なんだかなあ」という気持ちである。
せめて、金文字丼や茶碗も入ってる福箱があればなあ。こうなってくると、2020年神奈川県のたまプラーザテラス店でのみ販売された吉野家福袋に入ってたオシャンな丼は大分レアな一品と言える。アレ、まだ家で使ってます。
・福箱2025を買わなかった理由
やっぱり、後々「買って良かった」と思うのはちゃんと使うもの。と、吉野家公式通販を見ながら、ここ5年の福箱の中身を振り返って思いを巡らせていたところ、そんな気持ちにフィットするモノを見つけた。その名も……
吉野家2024お歳暮。実は、吉野家では福箱2025が販売開始される2週間前に2024年のお歳暮が販売開始されている。これ、福袋と同じく2025年1月15日まで販売されるから、福袋の話題性の影に隠れがちな商品だ。だが、中身は……
グッズと食品の組み合わせ。要するに、去年まであった食器入り福箱みたいな内容のものが多い。しかも……
金文字丼入りセット、茶碗セット、湯呑セットを選ぶことができる。私は金文字丼と茶碗は持っているので、「牛丼の具6袋&唐辛子&湯呑セット(税込4644円)」を購入した。吉野家仕様の唐辛子も入っていて、福箱2025竹セット(税込5940円)よりも安い。
販売ページを今改めて確認したところ、11月18日現在、金文字丼セット(税込5720円)は売り切れているものの、茶碗セット(税込4681円)と湯呑みセットはまだ買える。入っている冷凍の具も6袋とちょうど食べきれる量なのが良い。
・住み分け
実用性は福箱よりお歳暮か。一方、超小盛丼が入手できるのは福箱だけなので、プレミアム感と実用性で分けているようにも感じられる。
そう考えて見ると、福箱2025も超小盛丼がもらえる先着人数が1000人増えているため、去年超小盛丼が入手できなかった人はチャンスだ。初めて買う人とかは良いかもね。
というわけで、吉野家の福箱を買い続けた結果、5年目はお歳暮を自分に買ってしまった。そんな吉野家のお歳暮「牛丼の具6袋&唐辛子&湯呑セット【冷凍】」の内容は以下の通り。
・吉野家「牛丼の具6袋&唐辛子&湯呑セット(税込4644円)」の中身
冷凍牛丼の具120g×6袋
唐辛子(30g)×1本
湯呑×1個
参考リンク:吉野家「2024お歳暮」
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼お歳暮用の吉野家「牛丼の具6袋&唐辛子&湯呑セット(税込4644円)」の中身
▼実用性しかない