空港ではなぜか猛烈にそばが食べたくなる私(中澤)。特に、出発時はそばでなければならない。多分、時間も体力もないからだと思う。旅前はツルッと軽く食べたい派なのだ。

もし、この話に共感したとしたら、羽田空港から出発する時は、食事前に検査場をくぐることをオススメしたい。制限エリア内に『ANA FESTA』のそば屋があるからだ。

・実は一般エリアのそば屋より安め

もちろん、羽田空港には一般エリアにもそば屋がある。コスパ重視の方は地下の『つきじ亭』が安めだけど、地下ゆえに「これから行くぞ!」というテンションが上がる感じがないため、個人的にはここは帰りに寄るイメージ。旅を思い返すのにちょうどいい店と言える。

一方でANA FESTAのそば屋はつきじ亭に比べるとちょっと高めではあるものの、実は第2ターミナル3階の飲食街にある『てんぷら・そば 門左衛門』よりは価格帯が安い。荷物を全部預け、検査も済ませた気楽な状態で食べられることを考慮すると、羽田空港の制限エリア内にしてはコスパが良いのである。

・60番ゲート前をオススメする理由

そんなANA FESTAのそば屋は52番ゲート前と60番ゲート前に2カ所にあり、どちらもせいろそばやかけうどんが700円の同価格帯だ。

そのため、ゲートが近い方を選べるようになっているのだが、オススメは圧倒的に60番ゲート前。知っている人はゲートから遠くとも60番ゲートフードショップにわざわざ行く人も多いのではないだろうか?


そう思う理由は店に入った瞬間一目瞭然。同価格帯で同じ店のANA FESTAそば屋の中で、60番ゲート前をオススメする理由とは……


飛行場が眼前に広がりまくりなのである。店が2階の端にあって半テラス席みたいになっているため、飛行場を隔てる窓の間に何も遮蔽物がなく、大迫力の飛行機を眺めながらそばを食べることができるのだ。

・丼1杯だけで浪漫飛行へin the sky

ひやしかき揚げそば(880円)を注文してみたところ、つゆの味は醤油味が強めだけどコクがあってしょっぱすぎない。締まった麺がなんともスッキリしており、身の重さをスッと流してくれるような喉ごしの良さだ。

また、かき揚げ天は小海老多めでプリッとした肉感も感じられるので食べごたえがある。食べれば食べるほどに「行くぞ!」という気分が湧いてきた。よーし、おじさん、飛んじゃうぞー!!

飛びまわれこのmy heart。丼1杯だけで浪漫飛行へin the skyできる羽田の60番ゲート前ANAFESTAは、プライスレスな店と言えるだろう。出発の際にそばが食べたくなったら行ってみてくれ。

・今回紹介した店舗の情報

店名 羽田空港ANA FESTA60番ゲートフードショップ
住所 羽田空港制限エリア内60番ゲート前
営業時間 6:00~20:00(ラストオーダー19:50)
定休日 無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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