日清の定番商品に「どん兵衛」がある。説明するまでもなく、カップうどんなわけだが、それがあるスーパーで「丼ぶり」になっているとの噂を聞きつけた。

そのスーパーとは、埼玉発祥の「ベルク」である。そこでしか販売していない「どんベルク丼」(税別299円)という商品があるらしい。どん兵衛とベルクを上手く掛け合わせた商品名がついているな。

どん兵衛が丼ぶりに!? それは気になる! ってわけで埼玉・和光市の光が丘店を訪ねて無事購入。これが侮りがたいほど、良い商品だった!

・どん兵衛の丼ぶり「どんベルク丼」

埼玉・秩父発祥のベルクは関東を中心に約140店を展開している。そんなにお店があるというのに、都心にはほぼ店舗がない。しかも都内の店舗はほとんど郊外である。もっと、街中にも作ってください。車がないと行くのがしんどい……。

私(佐藤)は和光市にある光が丘店を目指し、大江戸線光が丘駅から徒歩で約30分を費やしてお店に向かったのだった。


どんベルク丼はどこにあるのかな~。店内を探しまわっていると、カップ麺コーナーでこんなPOPを発見! 「ベルクのどん兵衛まつり」だって。日清のカップ麺全般とのコラボではなく、ピンポイントでどん兵衛とタッグを組んでいる点が興味深い


さらに探索を続けて、弁当コーナーに行ってみたら、あった! コレだな。昼過ぎの時間だったためか、あと残り2つしかなかった。危ない、ここまで来たのに買いそびれるところだったよ。


これがどんベルク丼。もしやと思ったけど、どん兵衛のお揚げが乗っているだけの丼ぶりなのかな?


さりげなく日清公式のシールがついている。これがあるだけで、とても特別なもののように感じられるのは気のせいではない。


フタを開けてみると、どん兵衛の主役とも言えるお揚げが2枚もドン! と乗っかっている。“どんぶり” だけにドン! ってね(笑)。


「ただお揚げを乗せただけじゃねえか!」と言いたいところだが、侮ってはいけない。このお揚げ、実はオンラインストアなどで「どん兵衛のおいしいふっくらおあげ」として単品販売している。

うどんなしでもイケる! それがどん兵衛のお揚げなのだ。だから主役と称しても差し支えないだろう。


お揚げの下にはご飯。白ご飯ではなく、甘いタレがかけてある。丼ぶりの構成要素は以上だ。


質素で味気ないように見えるけど、食べたらこれで十分であることがわかった。


お揚げには出汁がしみっしみに浸みまくっている。それはまるでつゆだくのいなり寿司のごとく、食べる前から口の中でジュワリと汁が溢れかえることが、容易に想像できるレベルだ。


これを甘いタレのかかったご飯と一緒に食べると、お揚げと出汁とご飯が混ざり合って、絶妙な美味しさを作り上げている。出汁はどん兵衛のものを使っているんじゃないだろうか。初めて食べる丼ぶりのはずなのに、慣れ親しんだ味がする。


正直、これだけだと食事として心もとない。汁物があれば~……、しまった! 本家どん兵衛とセットで買うのが正解だったんだな。うかつだ、丼ぶりしか買わなかったなんて……。

そんなわけで、これからどんベルク丼を購入予定の方は、どん兵衛も一緒に買うことをオススメする。なお、この商品の販売終了時期は不明なので食べたい人はお早めに。


・今回訪問した店舗の情報

店名 ベルク光が丘店
住所 埼玉県和光市白子1丁目29-38
時間 9:00~0:00

参考リンク:Instagram @belc.jp日清オンラインストア
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24