美容クリニックの情報をググっても宣伝ばっかりで実態が見えない……。
というわけで、自腹でいろんな美容法を試し人柱になる、それが「自腹レボリューション」である。
夏に、「クールスカルプティング」という脂肪冷却の痩身術を10万円で受けたというレポート記事を書いた。
それから2ヶ月が経ち……私の腹はいったいどうなったかというと……。
・あらすじ
たっぷりついた腹の肉に困り果て、脂肪冷却による痩身術「クールスカルプティング(クルスカ)」に手を出した御花畑。
楽して痩せるどころか、とにかく痛いことだらけで2時間の施術が終わった。さらに術後は日常生活でも2週間ほどダウンタイムの痛みが襲った。
冷却した脂肪が汗や排泄物と徐々に流れて、効果が出るのは1〜2ヶ月後だという。その間にカーブスに通って運動をしたり、脂肪冷却の効果が出るように努力したのだが……。
・術後から2ヶ月
効果が出るまで1ヶ月以上……とはいっても、いつまでも続編の記事が出ないことを不思議に思っていた方もいるだろう。
あれだけ激しい痛みに耐え、10万円も払ったのである。絶対に効果が出てほしいところである。
というわけで、これがBEFORE写真。
それから2ヶ月が経ったAFTERの写真がこれ。
むちゃくちゃ分かりづらいけど、一応少しは効果があった……ようだ。腹は出ているが、ズボンの上にのった腹肉が減っているのが分かるだろうか……。
本人的には、生活していて屈んだときに腹肉が邪魔になることがなくなったとか、ガードルを履いたときにウエストのゴム跡が付きづらくなったとかの効果は実感した……しかし、全然「痩せた感」はない。
「ものすごく腹肉が出た状態」から「すごく腹肉が出た状態」くらいへの変化というか……。10万円出したとて、劇的な変化はないのである。
あと、脂肪がなくなるのはアプリケーターをつけた部分だけなので、アプリケーターをつけてなかった脇腹の肉などは落ちておらず、現在はそっちの浮き輪肉が気になっている。
10万円と術後の痛みを考えると、めちゃくちゃ微妙だなあというのが正直な感想かもしれない。
・結論:腹は微妙
どうも、クールスカルプティングで人気があるのは、腹のような肉の多い部分ではなく、部分痩せが難しい二の腕のようだ。
クリニックの症例写真などを見ていても、二の腕は人から見ても「細くなってるなあ」と分かるレベルだったので、やるなら二の腕のほうが良さそうな気がする。
同じ10万円の使い途なら、お腹のクルスカよりも、顔のシミ取りやって、ちょっといい服を買ったほうが満足度が高かったかもなあ……と思うのでした。
値段がもうちょっと安くなって、効果が高まるといいのだが……。なんとも歯切れの悪い結果になったけど、まあこれが忖度なしの自腹レボリューションならではってことで!
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.