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ケニア最高峰のポテトがあまりにも美味かったので思わず「シェフ呼んでくれ」してしてしまった結果、聞いたこともない作り方を教えてくれた!【カンバ通信】第378回

2日前

ジャンボ! 今回もポテロール(美味いポテトを探すためのパトロール)のレポートをお届けしたい。


その日のランチに行ってみたのは、ケニアはナイロビの中心部「キマンティ通り」にある『プロントレストラン(PRONTO RESTAURANT)』なるお店。


レストランと名のつく店には、たいていポテトが置いてある。さっそくポテト目当てで入店してみると……


まず2階への階段がツルッツル。よく掃除されており、建物内に清潔な香りが漂っている。そして……


うわ、めちゃめちゃ高級店くさいぞここ……。


そして非常にフレンドリーに私を出迎えてくれたスタッフがメニューを持ってきてくれたのだが……


ポテト300kes(約353円)、たっか!


ケニア最高峰のポテトを出すことでも知られるKFC(ケンタッキーフライドチキン)の一番小さいサイズのポテト(Regular)の290kes(約341円)よりも高いじゃんかここ……!


でもまあ、ポテト評論家としては行くしかない。「ポテトひとつください」。



そしてスタッフが持ってきたポテトが……

めちゃんこうまそうである。


そして、画面からは伝わらないと思うが、すさまじくイイ香りがしている。もうこの時点で美味いと確信。


せっかく瑞々しいサラダが付いているので、まずはベジファーストとしてサラダから手をつけてみたところ……

あまりの美味さに泣きそうになった。こんなにも美味しいサラダ(生野菜)を食べたことはない。感動モノの美味さである。


もちろんポテトも……




文句なしで美味い。なんなら当連載史上、最も美味いといっても過言ではないレベル。


これが “ケニア最高峰” とも言われるKFCのポテトよりも高い300kesのポテトの実力なのか……!



信じがたい美味さのポテトに感動した私は、自然と「シェフと話がしたい」とスタッフに申し出ていた。


ポテトジャーナリストとしての好奇心から、この最強ポテトを作った人に取材をしたかったのである。


そして出てきたシェフに聞いた。直球勝負で、「なぜこんなにもポテトとサラダが美味しいのですか?」と。


するとシェフは快く美味しさの秘密と、作り方を教えてくれた。


まずサラダは「新鮮だから」であると。そんなことはわかっているのだが、それ以上の答えは出てこなかった。


しかしポテトの秘密に、私は少し驚いた。


使っているジャガイモはケニア産。


かつてケニアのKFCはケニア産ポテトを使わず、南アフリカ&エジプト産ポテトを使って炎上していたこともあるが、この店は最初からケニア産を使っているのだという。


そして、レストランにジャガイモが運ばれてきたら、風通しの良い場所に置いておく。これがまずひとつのポイントらしい。


置きジャガ」したあとのジャガイモを調理する時は、まずキレイな水でジャガイモを洗い、その後ジャガイモを沸騰したお湯に入れ、5分後に沸騰したお湯から取り出して、すぐに調理する。


この「5分茹で直後」にカット&揚げることにより、柔らかくて美味しいポテトが出来上がるとのことであった。そういう作り方もあるのか〜!



300kesは非常に高い。しかし、その価格に見合った、いや、その価格を遥かに超えるクオリティのポテトだったと私は思うので後悔はしていない……というより、とても満足している。


ちなみに今回行った『PRONTO RESTAURANT』は、ケニアのバカンス地「モンバサ」も含むケニア全土に6店舗もある有名店。


うち、首都ナイロビにある2店舗は、グーグル評価4.2と4.4、それぞれレビューコメントが2000&3400も付いている絶対的な超人気店。


ここのポテトであれば、グルメな日本人でも絶対に満足できることだと思う。もちろんハラも壊さない。もしナイロビに行った際は要チェックのお店だ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 PRONTO RESTAURANT Kimathi
住所 Kimathi St, Nairobi, Kenya
営業時間 06:00~22:00


参考リンク:PRONTO RESTAURANT (英語)
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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