デイリーヤマザキが乱心している。約1カ月前、肉まんを巨大化した「大肉饅(税込270円)」が突如販売され始めたことは記憶に新しい。重量が1.7倍というその肉まんが蒸し器をパンパンにしている光景は、遠目から見ても衝撃的でSNSでも話題になったばかりだ。
2024年10月中旬、そんなデイリーヤマザキにフラッと立ち寄ったところ、今度はピザまんが巨大化されていた。何がやりたいんだコラ! 蒸し器パンパンにしてコラ!!
・普通のピザまんと並べてみた
その名も「大ピザまん(税込270円)」。大肉饅もいまだに普通に販売されているため、蒸し器がぎゅうぎゅうになっている。蒸し器の悲鳴が聞こえるようだ。
それにしても、肉まんに関しては551とかがあるので同じくらいのサイズ感を見たことがあるけど、ピザまんでこのデカさはなかなかない。そこで購入してみた。大きさを分かりやすくお伝えするため、デイリーヤマザキの普通のピザまん(税込170円)と並べてみよう。
・中身比較
蒸し器に貼られていた説明によると、今回も重量が1.7倍とのこと。幅はもちろん、高さにサイズ感の違いが明確に出ている。凄くデカイ。
切ってみると、その高さ部分の多くは饅頭(まんとう)であり、具は外側に詰まっている感じ。ゆえに、食べてみても、具にたどり着くのが早い。
味は変わらないかと思いきや、なぜか大ピザまんの方がチーズの風味を強く感じる。具と饅頭の分量感の問題だろうか? もちろん、トマトのミートソース的な味も十分に感じるんだけどバランスが違う。
ピザまんは餡の味が強いため、饅頭部分もこれくらいガッツリ多い方がバランスがいいように感じた。具の強さに負けないくらい皮にも存在感が出ているのが良い。
というわけで、デカさだけではなく味も違うピザまんと大ピザまん。ただ大きくなっただけではないという印象の変化が良い。
・ヤマザキの陰謀
それにしても、ひと月ごとに中華まんを巨大化させているデイリーヤマザキ。蒸し器をパンパンにして一体、何を企んでいるのか? と、その時ふと気づいた……
現在、デイリーヤマザキで展開されている中華まん3つのうち、2つが蒸し器パンパンまんになった。となると、もう1つも蒸し器パンパンまんになってもおかしくない。そして、くしくも残っているのは……
あんまんだ。
全てのピースがハマった気がした。ひょっとしたらデイリーヤマザキが見ているのは、かの国民的ヒーローなのではないだろうか。愛と勇気だけが友達のアイツなのではないだろうか。
真相はヤマザキのみが知る。ピザまんが巨大化されたことにより、風雲急を告げるデイリーヤマザキの蒸し器パンパンまんシリーズ。はたして、最後の1ピースが揃うのはいつなのか。ああ、パンパンまん。行け! みんなの夢守るため。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.